私は運命論者です。
『人は一つの定められたストーリー(宿命)に従ってこの世に生まれてくる』と考えています。
従って、『この世で身の回りに起こるすべての事は、起こるべくして起こる意味のあること』だと考えます。
人は与えられたストーリーの中で自分の歩む道を模索し、人生の軌跡を刻んで行くんだと考えています。
その歩みの中で、人は試練に出会いもがき苦しみながらもその試練を乗り越えようと努力します。
そしてその経験をとおして人の魂は成長し、より高いレベルへと進化を遂げて行くんだと思います。
そしてその事がまさに人生を生きる意義・目的ではないかと考えます。
人生は不公平に出来ています。
生まれながらにして裕福な環境に生まれ、なに不自由ない人生を送る人もいれば、飢餓に苦しむ厳しい環境に生まれる人もいます。
だれが考えても前者の人生が幸福な人生だと考えられますが、
もし人生の意義・目的が「魂の成長」なんだと考えに立って考えれば、
果たしてどちらの人生が意義のあるものなのかは、違う結論になるかも知れません。
人生におて大切なことは経済的なものや社会的な成功ではなく、自らの「成長」であること。
そしてそれは困難な状況を経験して、それを乗り越えてこそ成し遂げられるものであると考えます。
付記:こうした私の考え(死生観)の背景には、「輪廻転生」があります。
これが科学的に正しいかどうか多くの議論がなされていますが、死後の世界と通信が出来ない限り、科学的な結論は出ないだろうと思います。
しかし科学的云々とは関係なく、人生の考え方(哲学)としてどう考えるか、どう考えるのが納得できるのか、ということだと考えています。