今日は法事で丹波のお寺まで出掛けました。
先般の福知山の大雪で、さぞ丹波地方も雪が大量に残っていると思いきや、ほとんどなくなってました。
お寺は田舎の大きなお寺でしたが、法事が終わってお墓の話題になりました。
最近は「墓じまい」ということが、ちょっとしたブームのようになっているそうです。
「子供たちに迷惑を掛けたくない」という理由からお墓を作らず、散骨をしたり「樹木葬」という形をとる人も増えているそうです。
そんな世情に対して和尚さんが言うに、
一つには、マスコミが騒ぎすぎている(実態以上に過大に報道されている)きらいがあるという事。
もう一つは、「子供に迷惑を掛けたくない」という考えは子供を甘やかし過ぎではないか!
自分を今日まで育んでくれた両親を末永く敬い弔うこと、さらには祖父母や先祖にたいして礼を尽くす(供養する)という事は、人間としての基本的な姿・礼儀であり、
その事をしっかりと子供たちに教えるべきであると言われてました。
私は一点目二点目とも大いに同感です!ただ、
和尚さんには言えませんでしたが、いまのお寺のあり方に対する反発・失望が世間にあると思います。
よく「坊主丸儲け」と言われますが、いまのお寺は宗教として魅力がなくなり、葬式など儀式を執り行う場所に成り下がっているように感じます。
「有り難いお経」といわれてお布施を出しますが、何を言っておられるのかさっぱり分かりません。
いまはお寺も檀家が減って経営が大変なことは理解できますが、お寺の役割って何なのか!?
今一度原点に立ち返って足元を固める必要があるのではないでしょうか。
今日はそんな事を考えた法事でした。