学校支援ボランティアを終えて | おやじの絵日記

おやじの絵日記

後期高齢おやじの絵日記です

以前私が関係してた学校支援ボランティアは、昨年秋に実家の父が突然倒れたのを契機に引退をしました。

約4年間関わらせていただきましたが、その間ほんとに得難い経験をさせていただきました。

同時に地元の多くの方々とお知り合いになり、何物にも代えがたい財産となりました。

学校を卒業して以来40数年、民間企業しか知らず、それがすべてのように人生を歩んできましたが、

「学校」という窓から垣間見た官庁・公務員の世界は、「異文化」という感じのする世界でした。

それは新卒で会社に入った時に、感じた空気とよく似ていました。

私が入社した会社は、百年の歴史を誇る老舗の繊維会社でしたが、歴史が古い分、確立された会社組織(上下関係)が存在していました。

入社実習では、「会社の批判は書くな!」と言われた事を鮮明に覚えています。

それは40数年前の話で、その後繊維業界は激しいグローバル競争の嵐の中で大きく様変わりし、よりフラットな組織で、よりオープンな組織運営へと進化してきました。

しかし日本の官僚組織は旧態依然としたままのように感じます。

今まさに問題になっている文科省の「天下り」の問題が、それを端的に表現しているように思えます。

東京都で問題になっている、築地移転に伴う問題もそうですが、閉じられた社会・組織は不透明な「淀み」を生み出します。

話が拡散してしまいましたが、日本の公務員制度も長い時間経過とともに制度疲労を起こしているように見受けます。

トランプ現象ではないですが、既成の組織にいま大きな変革が必要だと痛感しています。