これは孫のかんた君の好きな絵本です。

「ぼくの!」という題名で、女の子の部屋に遊びに来た「おばけの子」のお話です。
そのおばけは、おもちゃなど何でも、「ぼくの!」と独占したがります。
最初は一緒に遊んでやっていた女の子も、「もう遊ばない!」と怒ってしまい、
おばけは一人ぼっちで遊び相手がなくなってしまいます。
それでようやく、「分け合う」ことが必要だと気が付いたおばけは、少しずつ「わけわけ」ができるようになっていきました。
というお話しの絵本です。
実は孫のカンタ君も独占欲が人一倍強く、人と「分けわけ」することが大の苦手です。
そのことで怒られては、大泣きしていますが、なかなか「わけわけ」が出来ません。
ジイジはその事が気になっていて、カンタ君がこの本をどう受け止めるかとても興味がありました。
最初にこの本を読んだときは特段の変化はなかったのですが、先日また絵本を読み聞かせる機会がありました。
するとカンタ君は5冊ほどの中から、「これ読んで!」とこの本を選んできました。
「やった!」何か彼の中で変化が起きつつあるのかもしれません。
(単におばけが出てくるので面白かっただけかもしれませんね(笑) )
小さなときに読んでもらった本は、たぶんに潜在的な価値観として心の底に残るものだと思っています。
これからも(自分の子供にはまったく関わらなかった罪滅ぼしで)、孫にいっぱい絵本を読んでやりたいと思っているジイジなのでした。