相変わらず体温が下がったままなので、もっか運動に励んでいます。
私の知り合いに一日2万歩歩くという猛者がおられますが、私は4千歩がいいところです。
今日は入社後30年近く勤務した工場まで歩きました。
独身寮や社宅があった場所は、現在大きなマンションが建っています。
下の写真は私が会社に行く時に毎日くぐっていたトンネルです。
昼間でも暗く、交替番勤務で深夜にここを通るのは少々気味が悪い思いでした。

これをくぐって反対側から撮りました。 上を走る線路はJR京都線です。

トンネルを抜けて細い道をいくと、旧街道(西国街道)に出ます。
その角にあるのが谷崎潤一郎の小説「葦刈」に出てくる、うどん屋さん「かぎ卯」さんです。

先代はしばらく前に亡くなられ、今は二代目さんになり、店も新しく建て替えられました。
建物はすっかり近代的な雰囲気に変わりましたが、うどんの味そのものは当時のまま受け継いでいるそうです。
今日のお昼は、先代の特徴のある笑顔が思い出しながら、当時と変わらぬ「きつねうどん」をいただきました。
同時に当時この店に入り浸っていた、やったらこわかった先輩達の顔も思い出しました。
みんな若く一途な時代でした。
時の流れと自分の齢を実感した今日のウォーキングでした。