中学校の授業支援を手伝った際に、分数計算について質問されて困った事がありました。
生徒:「分数の割り算が分からん!」 私:「割られる数を逆にして、掛けたらいいだけ」
生徒:「何で逆にするの?」 私:「何んでとかでなく、そう覚えたらいいねん」
生徒:「そんなんいやや!」
なぜ逆にするか?私自身その理屈は分かっていなくて、その場で答えられませんでした。
先日新聞広告で、ズバリその事が帯に書いてある本を見つけて、さっそく買ってきました。

答えは、「割られる数を1にするために、どちらにも逆数を掛ける」という事でした。
(2/3 ×2/1) ÷ (1/2 × 2/1 ) → 2/3 × 2/1 ÷ 1 → 2/3 × 2/1
そういうことですか!
しかしこの本の主題は帯に書いてあるような、ノウハウ本ではありません。
一つは、質問した生徒のように「なぜそうなるのか!」という事を論理的に考えることが大事で、
算数は子供の論理的思考力を育てる最適な科目であることを言わんとしています。
二つ目は題名にあるように、それを「親が教えること」が大事であるとも言っています。
明日、二つ目の点について感想などを書いてみたいと思います。