私がボランティアで参加している、「転害門活用協議会」の歴史セミナーがありました。

実家のちょうど筋向いに、戦国時代に「松屋」という豪商がいて、漆器の商いで財をなし、大きな屋敷があったそうです。
松屋は「茶の湯」の世界でも大きな影響力を持ち、千利休などと交流が深かったそうです。
近くにある多門城の主である松永久秀との交流も深く、織田信長が多門城に来訪した際には、おそらく茶の湯で接待をしたと考えられています。
この時、信長は正倉院からあの有名な香木「蘭奢待」を切り取って持って帰っています。
ひょっとすると、この茶の湯の席で、自慢していたかもしれません。(推測です)
松屋は千利休も羨んだ茶の湯の名品を三品(掛け軸、茶壺、長盆)所蔵していたそうですが、
現在茶壺以外の品は所在が不明だそうです。(凡人はこういうお宝話に魅かれます)
4百年程前に、近所にこんな歴史上の人物がいて、織田信長や千利休のような人物が来たかもしれないと考えると、ちょっとワクワクします。
いまその豪邸のあった所は、父親がお世話になっている介護施設になっていますが、その前は大きな市場があった所です。
今日もその場に立ってみましたが、一瞬頭の中が戦国時代にワープしました。
こうして歴史を知ると、「時間の流れと深み」が感じられて、面白いですね。