「人間の分際」 | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

題名に魅かれて曽野綾子さんのこの本を買いました。

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「人間の分際」という題名から、原子力発電や遺伝子操作に関する本かと誤解された方もおられたようですが、

人間の内面的なこと(ものの見方や考え方)について書かれた本です。

最近、曽野さんのエッセイを読むことが多いのですが、クールで割り切ったような考え方が、大変参考になります。

この本は昨日買ったばかりで、まだすべては読んではいませんが、気になった目次を少し紹介しますと、

 ・生涯における幸福と不幸の量はたいてい同じ

 ・不幸は自分の財産

 ・誤解されても堂々と生きる

 ・人から好かれる生き方はくたびれる

 ・「許す」という行為は生きる目的になる

 ・大事なのは「見捨てない」こと

 ・愛は人間の義務

等々ですが、総じて言えるのは、「私は何でこんなんだろう!?」と悩んでいる事柄について、

「それでいいじゃないの!それが人間じゃないの!」的な視点を与えてくれます。

時に辛辣ですが、それはそれで割り切った爽やかさがあり、読んでいて心が軽くなります。

お勧め致します。