我が団地ではいま団地内の植栽の伐採計画が進んでいます。
このブログ内でも、他の団地にはない豊かな植栽として紹介してきましたが、
先日管理組合から今団地内の約1700本のうち500本程度を伐採する計画が示されました。
その中には我が部屋のすぐ目の前にある、桜の木や梅の古木が伐採対象となっていました。

伐採の理由は、桜の根が下水配管を損傷している事、梅は老木である事、でした。
いずれの木もこの団地に引っ越して以来30年間、毎朝出勤する私を見送ってくれた木です。
普段はあまり腹を立てることのない私ですが、この案内を見たときは無性に腹がたちました。
先日そのことについて管理組合から説明会の案内が来ました。
今まで団地の行事に顔を出した事がないうえに、大勢の人の前で管理組合に対し反対の発言するのは大変勇気がいりました。
しかしこの時ばかりは勇気を振り絞って役員に訴えました。
「伐採以外に下水配管に支障の出ない方法はないのですか?!」
「老木というだけで、毎年可憐な梅の花が咲く木を伐採するのはおかしい!」
長い話合いの結果、同じ棟のご婦人の応援もいただき、梅の木はそのまま残こり、
桜の木も伐採は見合わせ、「根切り」という方法を試すことになりました。
私は木など植物には「精霊」が宿っていると信じている人間なので、
今回は役目を果たせて、桜も梅の木も喜んでくれていると少し安堵しています。
(よかった!)