ノーベル賞と組織力 | おやじの絵日記

おやじの絵日記

後期高齢おやじの絵日記です

先ほどノーベル物理学賞を受賞された赤崎教授のインタビューが放送されました。
 
印象的だったのは、「若い研究者に向けてのメッセージを」という依頼に対して、
 
「流行に流されず、自分の好きな研究を続けることです。」とおっしゃったことです。
 
この研究の最初の頃には、「20世紀中には結果が出ない」と去っていく人も多かったそうです。
 
しかし教授自身は、「好きな研究だったので、まったくそんなこと(結果)は考えなかった。」と言っておられました。
 
インタビューではまた、長い機関の研究をバックアップしてくれた「研究組織」に対して感謝の言葉を口にされていました。
 
それを聞いて思ったのは、先般来のSTP細胞騒ぎとの違いでした。
 
今回の受賞が約40年にわたる研究の積み重ねであるのに対して、一方は明らかに成果を急いだ結果だったように思います。
 
この差が、当時と現在の日本の研究(機関)の力の差でないことを祈ります。