先般小松菜の自家採取した種が発芽したということを書きましたが、
新芽の段階ではごく普通でしたが、成長するにつれて葉の形が違ってきました。
葉の先端だけ丸くなり、まるで「うちわ」のような形になってきました。
しかし味は小松菜そのものです。
畑の先輩が曰くに、「種子メーカーが自家採取を防ぐために種子を操作している可能性があるね。」とのことです。
確かに自家採取が拡がると、メーカーの製品が売れなくなってしまいますからね。
いま世界的にもメーカーによる種子の知的財産権をめぐる争いが、遺伝子操作の進歩と伴に大きな問題になっているそうです。
遺伝子操作によって、二世代目の種は発芽しないように組み込まれた種子があり、
「ターミナーター」と呼ばれるそうです。
そんな種だと、その作物はそのメーカーから購入するしかなくなります。
さらに問題はその作物が在来種と交配すると、在来種のタネが発芽しなくなってしまいます。
種子ビジネスにおける「遺伝子操作」では、我々の知らない間に実は恐ろしい事が進んでいるような気がします。