実家の古いアルバムを整理していたら、懐かしい写真が出てきました。

これは昭和30年頃で、我が家が京都府の加茂町で暮らしていた時の写真です。
母親と子供三人で裏にあった田んぼのあぜ道で撮っています。
写真の母親は7年程前に亡くなりましたが、晩年言っていた言葉が印象的でした。
「あのころは貧しかったけれど楽しかった。」
当時テレビが普及する前で、村にはお米屋さんに1台だけありました。
プロレスの力道山が大人気で、友だちとお米屋さんまでテレビをみせてもらいに行ったことを覚えています。
その後の日本は高度経済成長という高速道路ををひた走ることになるのですが、
亡き母が言っていたように、日本は経済的な豊かさを追い求めるあまり、無くしてしまったことがたくさんあるのではないでしょうか。