江戸時代の街道絵図 | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

下は実家が江戸時代に旅籠を営んでいた頃に、宿泊客に配った街道図です。
 
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中央やや下に「なら」と古いかな文字で書かれています。
 
この地図は上が南、下が北になっていて、京都が一番下になっています。
 
大阪は右端中央で、上の方には吉野をへて南紀です。
 
伊勢は左上に内宮・外宮が描かれています。
 
宿場間の距離が、「2里」とか「八丁」と書かれています。
 
江戸時代には奈良への参詣客で家業は繁盛した様子がうかがえます。
 
しかし明治時代になり鉄道が次第に拡張され、明治23年に今のJR奈良駅が開業すると、次第に観光客の流れが変わり、明治の終わりごろには旅籠を廃業したようです。
 
時代の「流れ」を読んで、ビジネス(家業)を自ら変革して行かないと、時代に取り残されてしまうというのは、今も昔もまったく同じですね。
 
「言うは易く 行い難し」ですが。