昨日は実家で地域のボランティア(転害門に関わる協議会)に参加していましたが、
「近所の幼稚園に通う園児がいま3人だけになった」という話を聞き、大変驚きました。
私の実家は奈良市の北東部で、東大寺に隣接した古い市街地です。
高齢化が進んでいる事は身をもって感じていましたが、幼稚園児が3人という話には正直驚きました。
幼稚園の隣りにある小学校(タレントのさんまさんが卒業した小学校ですが)、の児童数が、1年生から6年生まで合わせて百数十名でそうです。私が通っていた頃には一学年でそれ以上いました。
このままいくと10年後のこの地区は、殆ど子供のいない老人だけの街になっているかもしれませんね。
日本の国もこれから少子高齢化が進んで行きますが、ここのように一部の地域ではもっと急速に、もっと極端な形で、それが進んでいくという事でしょうね。
「ジイチャン・バアチャン」だけの街、それは「街」本来の姿ではないと思います。
子供達がいて、若者がいて、働く人がいて、高齢者がいてこそ「街」になるんだとおもいます。
いま奈良旧市街には、10年~20年後を見据えた、育児支援・職場の確保・住居の優遇など、若い世代に魅力的な街つくりが必要だと思います。
最近奈良でもマンション暮らしがいやで、古い町屋に暮らす若い人たちが徐々に増えてきています。
そんな流れとうまく歩調を合わせて、バランスのとれた街つくりが緊急の課題だと感じます。