共稼ぎーTさんの言葉 | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

先日の新聞にこんな記事が出ていました。
 
「20歳台から30歳台の女性を対象に『共稼ぎ』についてアンケートをとった結果、
初めて『しない・したくない』と答えた人が50%を越えた。」
 
この調査の詳しい事は知りませんが、この事(共稼ぎ)に関係して、
担当しているクラスの女児の言葉が忘れられません。
 
私が「Tさん」と’さん’付けで呼んでいる2年生の女の児です。
小学2年生にして他を寄せ付けないオーラを出している児で、話しかけても「カミソリ」のような鋭い答えが返ってきます。
 
担任の先生に聞くと学習能力にはまったく問題なく、クラスでは特に問題のある態度はなく、むしろ目立つ子ではないとのことでした。
 
ある日一緒にやっている女性の方が声を掛けたときに、
「Tさん」の声が教室に響きました。「見るな!ほっといてよ あっちへ行って!」。
女性は驚いてそこを離れました。
 
ほっておけないので私が行くと、やっぱり「何?あっち行って!」でしたが、
(私はそれ以前に名前に関して一度普通に雑談をした事があったので、)
横に座って「どうかしたの!?」と声をかけました。
 
ちょっと間をおいた後、その女の児が言ったのは、
「もうこんな生活いやや!」
「みんな帰ってるのに!」
 
私は「そっかア~」としか言えませんでした。