実のところ私はかなり人見知りです。
こういうと「あなたが人見知りって!ウソでしょ~」と言われる方がほとんどだと思いますが、内面は「出来れば人に会いたくない。人を避けていたい。」というのが、
私の本性です。
こんな私が退職後はよく畑に行きますが、畑には畑の独特の世界(人脈)があり、
新参者がその人の輪に入るのはなかなか難しいものがあります。
まして人見知りの私はできれば避けて通りたいと考えてました。
ある時、なかでも中心的な方と畑で二人っきりになり、水汲みの行き帰りですれ違う場面になりました。黙ってるのは決定的にマズイ!場面でした。
意を決し「こんにちわ!」と挨拶しますと、
「あっ こんにちわ!いい天気ですなア~」という会話でその場は終わりました。
数日後、今度はその方から声がかかりました、
「今日はいつものラガーシャツじゃないですな!」
「はア いつも同じシャツばかり着てるもので、強制的に洗濯されまして」
「ラグビーされるんですか?」
「いえいえ 単に好きなだけです」と、その後も会話が続きました。
そしてそれ以降、いろんな方から声を掛けられる事が増えました。
いつも同じシャツを着てくるなんて、チェックされてたんですね。
あのとき黙って通らなくてよかった!
今更ながら「挨拶の大切さとその威力」を思い知った出来事でした。

菜園の全景