奈良「きたまち」の続きです
前回は転害門まででしたが、京街道をさらに北に50mほど進みますと、
明治の初めに創業されたお醤油の醸造元です。昔の製法を今も守っておられて、表通りまでなつかしい香りが漂ってきます。玄関からはずーっと奥まで見渡せて、まるで時代劇を見ているようですよ。

さらに北へ進み、佐保川にかかる橋を渡って分岐を左に進むと、「奈良少年刑務所」が見えてきます。
名前はいかついですが、レンガ造りが美しい、まるで西洋のお城のような建物です。
休みにはスケッチや写真を撮る人が沢山訪れます。
刑務所の前を通り右に折れ、旧道にでて右に行くとすぐ般若寺です。今はコスモス寺として有名で、もう少しすると観光客で賑います。
宮本武蔵が興福寺宝蔵院の追手と争ったとも謂われています。また南都焼き討ちの首謀者として処刑された平重衡のお墓もこのお寺にあります。

般若寺の前になんと牧場があります。ここも明治から続いているそうで、乳牛やポニーが今も飼われています。
搾り立てのソフトクリームが味が濃くておいしいです。
今回はここまでです。