吉本隆明ー「いじめ」と「ひきこもり」 | おやじの絵日記

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後期高齢おやじの絵日記です

最近マスコミで大きく取り上げられている「いじめ」ともう一つ「ひきこもり」について、
吉本隆明氏が世間の見方とは違う観点で書いておられます。
 
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「いじめ」について、
「いじめる子どもと、いじめられる子ども、どちらも心が傷ついている。」
「大人が入っていじめている子どもを叱っても、何の解決にもならない。」
「子供たちが自分で解決するのが基本。」
 
またこの本の主題となっている「ひきこもり」については
「教室に流れている嘘っぱちの空気を感受性の優れた子供は見抜いています。」
「一人でこもって誰とも顔を合わさずにいる長い時間をすごす、分断されないひとまとまりの時間を持つ、そこ事が価値を生むそういう世界もある。」
 
以上、いずれも自の体験に基づいて述べておられます。
いずれの問題に対しても、ややもすればマスコミの論調に流されている自分ですが、ちがった角度から考えさせられる著作です。
お奨めです。