介護ー自然死 その2 | おやじの絵日記

おやじの絵日記

後期高齢おやじの絵日記です

昨日の続きですが、
私の身近な方では、ほぼ医療死でない(自然死)の方が二人おられます。
内一人は元同僚で、大の病院嫌いで会社が実施する「健康診断」もまったく受診されませんでした。そして病気もせず元気に定年退職されましたが、退職して数年後突然トイレで亡くなられました。
もう一人は私の義兄で、お酒が大好きで会社退職後にそれがもとで体調を崩し、いったんは周囲の説得により病院に入院したものの、「家に帰る!」と無理やり退院してきました。その後も好きな酒を止めることなく、ある日「ちょとしんどいから病院行くわ」と言って、入院してすぐ亡くなりました。
 
この二人の生き様は、世間では「いまどきまだ若いのに気の毒に」という事ですが、見方を変えれば、「いい逝き方」ですね。
亡くなる寸前まで「好きな少年野球」なり、「好きな酒」を飲み、周りの家族の手を大して煩わすことなく、大往生だと思います。
 
老人が皆んなこうだと国の健康保険や年金財政の赤字も一挙に解消ですよね。
上のお二人のケースはやや極端ですが、今の医療(特に老人医療)は大病院と製薬会社のためにあるような感じで、国の負担はますます膨れ上がっていきます。
一方我々患者(特に高齢者)サイドは、「これからの生き方」すなわち「逝き方」についてよく考え、過度に薬や病院に頼ることを止め、もう一段賢い患者になる必要がある事を、この本には考えさせられました。
 
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                                                ねじり花