ワタシが好きな小説家。
山田詠美、江國香織、片岡義男。
内容に好き嫌いがあるので、しばらく江國さんの小説を読んでいなかったけれど、
先日の出張の移動時間の際は江國さんの「東京タワー」を読みました。
主人公と彼の愛する女性がナイショで軽井沢に行くシーンがとてもよかった。
主人公の愛する女性は詩史さんという女性でしたが、なかなかステキな女性でしたよ。
凛とした強さがあって、聡明で美しい大人の女性。
モノサシの基準が一般の女性とちょっと違う人。
ワタシもよく「モノサシの基準が違うね」と言われます。
種類は違うけれど、彼女のちょっと不思議な雰囲気、何となくワタシも近いものを持っているかも・・・
さて。
ワタシの山田詠美好きはブログに何度か登場しています。
この本、読みすぎてボロボロ。
彼女の本をキッチンに置いておくと亡き夫にはおこられたものです。
「官能小説を子供たちの前で堂々と読むな」と・・・( ´△`)
でもワタシは絶対に違うと思う!!!
「この小説は純愛小説よ!!」と言い張ったものです。
気になる方、ぜひ読んでみてね。
このワタシの大好きなチューイングガムという話はココとルーファスが交互に気持ちを綴った話。
同じタイトルでココから見た彼、そしてルーファスから見た彼女について書いてあります。
その中に「メイク A ウィッシュ」というタイトルがあって。
ココとルーファスが恋から無償の愛にかわったとき、二人が南の島に旅行に行ったことが書いてあります。
【ココのmake a wish】
私はあなたの肩に頭をのせてその言葉を聞いた。
するとどういうことかしら、足許を埋める砂がとても心地よく思われ始めたのだ。
あなたの言葉は愛の言葉に違いないのだけれど、私は胸を高鳴らせたりすることがなかった。
それよりももっと漠然としたつかみどころのない喜びが私の内に押し寄せてきた。
それは生まれてきたことに感謝するというようなとても慎み深い気持ちだ。
中略・・・
メイクウィッシュ。
流れ星はまたすぐに空を流れることだろう。
あなたの視線が私に向かって流れてくるときだっていい。
同じことだ。
私はこれから何度もお願いをすることになるだろう。
どうか、私と一緒にいる幸せを味わってって。
【ルーファスのmake a wish】
ぼくたちは素晴らしい星を眺めつつ歩いた。
暖かな波で足を洗い、いろいろなことを話し合った。
そしてぼくは思ったのだ。
ああ、彼女を好きだと言う気持ちは、この星や海や月を好きだと思うのに似ているってね。
ぼくは漠然と運命というものを思った。
きみが、ぼくのかたわらにたたずんでいること、
それは、人が生まれて死んでいくのを繰り返す、大昔からの掟の一つに組み込まれているということなのだ。
ぼくの人生はきみというパーツが欠けては有り得ないものだと感じ始めていたのだ。
(山田詠美 チューイングガム 幻冬舎 から引用)
ね?純愛でしょ。
本当の愛を知った二人は感謝する気持ちや相手を思いやる気持ちに気づくのです。
この話は何度も読んだ。
そして、ワタシの次のターニングポイントである50歳からの生活はこんな感じなのかな、と勝手に思い描いてます。
ミッションを果たしたら、何も考えず、しがらみがないところで穏やかに過ごしたいと思っています。
現代社会ではストレスがたまるばかりの生活です。
ノンキなワタシですが、意外とストレス、ジレンマと闘いながら、日々過ごしています。
発散法がわかっているので、自己治癒力も強く、ちょっとしたことなら簡単にやっつけちゃってますが。
その発散法のひとつが「願うこと」です。
Make a wish
願い事をしてごらん。
いつも心から願っていれば願いはかなうかもしれません。
実際、ワタシは願うことで何度か救われました。
Make a wish!
どうか、みなさんの願い事がかないますように。
