「不朽体」といっても完全に不朽じゃない | MTFのAkemiのblog イタリア児童文学・皆既日食・足摺岬が好き

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私は、イタリア児童文学が大好きで、皆既日食も大好きで、足摺岬も大好きな、団塊の世代に属する元大学教員で、性別はMTFです。季節の話題、お買い物の話題、イタリア語の勉強のしかた、新しく見つけたイタリアの楽しい本の話題などを、気楽に書いていこうと思っています。

21世紀に入ってから亡くなったいちばん世代の若い福者として「カルロ・アクティス」という人がいますが、

カルロ・アクティス - Wikipedia

 

アッシジでガラスのケースに入れて祀られているその遺体というのは、御多分に漏れず、完全に手を加えられていない「奇跡の不朽体」ではなく、かなり人の手が加わったもののようです。その点、ヌヴェールに祀られている聖ベルナデッタの遺体が、本体はかなりミイラ化が進んでいるのに、ロウのマスクで死去直後のようなみずみずしい容貌にしてあるのと、似たり寄ったりのようです。

 

このような、不朽体といってもその実は完全な不朽体ではないという話について、わたしはかつて受洗前に「Yahoo!JAPAN知恵袋」に質問を出してみて、老練なカトリック信者のかたから詳しい回答を頂いたことがあります。

ルルドの泉で聖母に出会ったという聖ベルナデッタは、没後長期間経... - Yahoo!知恵袋

 

アッシジの聖キアラの「遺体」などは、本体そのものは現在では完全に骨だけになっているのを、その遺骨に肉付けしたロウ人形をつくって、それがガラスのケースの中に安置されているものであること、公然の話となっています。

アッシジの聖キアラの「遺骸」 | MTFのAkemiのblog イタリア児童文学・皆既日食・足摺岬が好き (ameblo.jp)

 

カルロ・アクティスについても、最近、YouTubeのイタリア語のサイト「VANGELO DEL GIORNO」に、ほんとのところはどうなのかが明らかにされました。

FINALMENTE: La sconvolgente VERITÀ sul corpo incorrotto di Carlo Acutis! (youtube.com)