日本のカトリック界にはいろいろ個性的な人材がおられますが、現在名古屋教区の司教をしておられる松浦悟郎師も、そういうお一人です。「宗教家のくせして、妙に政治的な(左っぽい)発言をする」とか言って師のことを嫌っている人もいましたが、復活節にあたり、師のお話をあらためて動画で味わってみると、宗教家としてとても信仰のしっかりした方だと思えます。「うん、うん」と納得できるお話です。
もし、師の発言の中に「政治的」と聞こえる発言があったとしても、それは「坊主が変に横道のことに色気を出して……」というようなものではなく、師の信仰からまっすぐに出てきている言葉が、聞きようによってはそんなふうにも聞こえる、というだけのことだと思います。