コンビニでビールとおつまみを買って
にこにこの彼女がやってきた。
恋愛相談にあきらかに似合わないけど大歓迎(笑)
高校からのつきあい・・・。
心の中全部話せる友達。
なのに・・・。
ユノのことは秘密にしていた。
韓国で出会ったことは話してた。
その人が日本に留学する予定だってことも。
でもその人=ユノ先生だってことは…言えなかった。
彼女は同じゼミだったから・・・。
いきなり・・・イケメンな彼に興味を示していた彼女に
話すタイミングを失っていた。
彼女は 家柄のよいお嬢様だ。
ホントなら地元の大学に進学するはずだったのに
私と一緒に上京した。
「大学の4年くらい 自分の思うように過ごしたかったから・・・。」
彼女は 地元に戻って…父親の会社に就職する。
そして…親の決めた人と結婚するのだ。
一人っ子だし・・・会社の後を継ぐためだ。
「あたし・・・。はじめて自分から好きになったの。」
「なんだろ…目が合うだけでドキドキ 新鮮!!」
「今まではいつも向こうから告白されて・・・つきあって」
「でも…いつも途中で上手くいかなくなる。」
「愛してる と 愛されてる は違うのかな?」
「大学最後の年を ユノ先生と思い出作りたいな~」
「・・・。」
「ライバル…多そうだけど?」
「そうだね…サークルの新入生も彼目当てばっかりだよ」
「ゼミ合宿も常に女子と絡んでたし・・・」
「・・・。」
「ねえ・・・どうしたらいいかな?」
「その前にいっこ告白していい??」
「なに?」
「あたしも…彼のこと 好きなんだけど」
「・・・やっぱり?」
「あんだけ 一緒にいたら やっぱ好きになるよね。」
「あ~ん!でた!ここにも最強なライバルが・・・。」
「でも・・・今回は諦めないよ。親友でもライバルだから」
「…告白するの?」
「したいよ…だってあたしには時間がないもの・・・」
「きっと…彼女がいるよ」
「…韓国にでしょ??奪っちゃうもんね~」
「日本に彼女がいても…奪っちゃう?」
「え? なんか知ってるの・・・HANA。」
「だまっててごめん・・・。」
「へ?なに?」
「HANAがつきあってるの???」
「うん・・・」
「・・・。」
「ぐはは・・・。なんで黙ってたんだよぉ~!!」
「タイミング逃した・・・。」
「前に韓国旅行で知り合った人の話したよね?」
「春に日本に留学するって・・・それがユノ先生なの」
「え~。それホントの話??」
「こっちもびっくりしたよ…
でも先生のところでTAするって言うから
知り合いだってこと内緒にしようって…でも彼に告白されて・・・」
「それって…いつの話」
「ゼミ旅行の帰り・・・」
「え~~~つ!!」
「…でも…あたし 諦めないよ・・・」
「え?」
「初めて好きになったから・・・HANAが彼女でも告白するよ」
「・・・。」
「奪われないように…気をつけて」
「…うん…負けない!」
なんだか・・・心のつかえがとれた。
話せてほっとした。
けど…強力なライバルが現れた・・・。
彼は…なんでこんなにもてるんだろう。
これからこんな心配が毎日続くのかな・・・。
ちゃんと寝てください・・・って
モテモテのあなたのせいで
眠れない毎日が続きそうな気がしてた・・・。