朱鴉宮  ――あけがらすみや―― -9ページ目

アイコンノベル、アイノベ「兼業作家さんとライターちゃんと同人作家ちゃん」書きました。

 

 気がつけば三月から更新してなかったですね。

 

 ちょーご無沙汰です。

 

 読んだ本の感想がたくさんたまっていたり、今年も遠野の早池峰神社、座敷童祈願祭に行ってきたりと、書く内容もたまっているのですが、

まずはこちら。

 

兼業作家さんとライターちゃんと同人作家ちゃん 

 第一話 パーティーに行こう! ①

 

作:朱鴉更紗  画:萩茶漬

★内容は美少女ラノベ作家達が出版業界の裏側をゆるふわに紹介していくものです。

★イラストは久々に拙作「核シェルター‡シナリオスクール」のときに組んだ萩茶漬様です。



http://inove.jp/sectionview.php?sectionid=563


 ↑
 こちらのURLをクリック

 ここのところ、商業のライター仕事にかまけて小説を全然、発表してなかったので、ネット小説でもいいから何か書きたいなと思っていたところ、

 

 アイコンノベル、アイノベなる新たなる媒体ができたことを知りました。

 

 

 顔アイコンを使ってキャラクターたちが会話していく方式で、私もシナリオ的なものを書く関係で、こういった作品を書きたいと考えていましたので、渡りに船です。

 

 昨日は早くもランキングに食い込ませていただき、嬉しい限りです。

 

 更新をどのくらいのペースでするか悩んでいるのですが、早くて五日、遅くても一週間更新とか目指したいです(目標が低い?) 。

 それに合わせて、このブログをちゃんと更新していきたいです。

 

 全二十話前後の予定なのでお楽しみに。

 今のところ十話ぐらいまで書いています。


仙田先生の「盗まれた遺書」と「苛憐魔姫」のレビュー!

 久々の更新です。

 ずっと更新できずにいて申し訳ありませんでした。

 新作の方がまだ発売はどうなるのか分からないので、また見通しがつきましたら告知します。

 その間、どんな仕事をしていたのかといいますと、あんまりここで書けることはないのですが、中島良監督の「俺たちの明日」のイベントで流すナビゲーションムービーなどの構成を手伝っていました。
 今、俺明日は公開直前のイベントをあちこちで開催しているようなので、是非、ホームページやFacebookでチェックしてみてください。
 前にお手伝いした予告編も、もう観られるみたいですね。





そんな中島監督は仙田学先生の作品のPVも製作しています。


ツルツルちゃん




ツルツルちゃん (NMG文庫)/オークラ出版

¥630
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新刊「盗まれた遺書」





盗まれた遺書/河出書房新社

¥1,680
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仙田学先生は早稲田文学新人賞作家で、登場当初から天才と評判だった人なのですが、わりと遅咲きでした。
 と、いいますのも、大手出版社の新人賞作家以外の作家は、商業媒体での仕事が限られてしまうのが日本の純文学界の悪習なのです。
 ラノベも純文学も自社ブランド制ですから、どうしても大学の名がついている新人賞の作家は活動しにくいのが現状。
 私は仙田先生の作品を文学フリマの早稲田文学ブースで買って、この人は凄い、デビュー作の「中国の拷問」って読みたい、と思っていたのです。
 しかし、初単行本はラノベ媒体であるNMG文庫の「ツルツルちゃん」で、逆輸入ブレイク的な感じでこのたび、やっと純文学の方の作品集が発売となりました。
 表題作の「盗まれた遺書」は盗むことに憑かれた男と盗撮を生業とする女、そしてある女の物語です。
 盗むことの達人である主人公がある遺書を手に入れたことで、運命が奇妙な方向へと転がりだします。
 「ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯」などスペインのピカレスク小説やトゥーサンの「浴室」などのフランス実験的小説を思わせる作風です。

 実験的小説といえば、群像新人賞作家の淺川継太先生の初単行本「ある日の結婚」ももうすぐ出るわけで、純文学界はこのあたりの作家に注目してます。



ある日の結婚/講談社

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苛憐魔姫たちの狂詩曲~棘姫ととげ抜き小僧~ (NMG文庫)/オークラ出版

¥670
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 「苛憐魔姫~」は巣鴨のとげ抜き地蔵(正確には洗い観音、おばあさん達が洗っている仏像)に五寸釘を打ったら、何故か「紅」のような美少女ハーレムとガチ肉弾バトルに明け暮れる羽目になってしまったという、トンデモなプロットの物語。
 美女・幼女・格闘技・異形の技・ハーレム・少しグロ。

 ……となれば名作ラノベ「紅」をやはり連想しちゃうんですが、
 ハッキリと差別化されている点が二点。

 ①剣技アクション

 作者が古流実践剣術研究会に所属しているらしく、かなり本格的な真剣勝負(文字通り)が描かれます。
 この緊迫感は実際に心得がある人間にしか描けないものだと思いました。
 これはもう流石の一言。
 逆に徒手空拳アクションはなくても良かったかもしれません。

 
 ②BL色

 主人公もイケメンなのですが、ライバルキャラが不必要なまでの超イケメンです。
 幼女×2、美女、魔女とヒロイン盛りだくさんのはずなのに、
 カップリングとなるとなぜか男性同士の方がしっくりきてしまう作品ですw
 挿絵も男性キャラ比率が高い気がして、これ、わざとやってますよね? ね?
 みたいな感じです。
 イケメン×真剣勝負。
 ごちそうさまでした。グヘヘヘw

 ところで、なぜ、主人公が巣鴨のとげ抜き地蔵(洗い観音)に五寸釘を打ったのでしょう?
 一応、調子づいていたという説明はあるのですが、その心理が気になります。
 こちらも次巻であきらかになるんでしょうか?


 関係ないけどこちらも名著



とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起 (講談社文庫)/講談社

¥660
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はむばね先生、浅野先生、豊田先生の新作書評レビュー!!

 更新、とどこおってました

 

 それはともかく、全然、活動してませんが、最近は中島良監督の最新作「俺たちの明日」という映画の予告編作りをお手伝いしてます。

 EEXILの眞木大輔さんや大東駿介クンなど、イケメンが例によっていっぱい出てきますよ~~

 よろしくです

 
  さてさて、最近、朱鴉のまわりは出版ラッシュ……と、いいますか色んな作家さんと知り合う機会に恵まれまして。

 まずはお馴染み、はむばね先生の久々の新作「欠陥妖怪住宅」。

 
欠陥妖怪住宅 (徳間文庫)/徳間書店
¥630
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 実はだいぶ前から完成しているとご本人からお聞きしていたのですが、やっと読めました。

 今回はノーマルな徳間文庫。

 つまりライトノベル棚じゃないんですよね。

 今回も「魔王さんちの勇者さま」のイラストのばつじん先生が表紙なのですが、挿絵はなしです。これは残念。


「すみません。今のはちょっとした小粋なマーメイドジョークです」
                                              (本文より)

 相変わらず傑作でした。


 お笑いをベースにした軽妙な会話はさらに磨きがかかってますが、「自己犠牲」というテーマで小説を書かせたら、はむばね先生は日本一じゃないでしょうか

 自己犠牲をしなければヒーローではない


 ……と考えている私からみますと、本当に胸を打つ話を書くんですよね。

 ある種、はむばね先生作品の主人公は登場人物達をもれなく救うので、ラノベでありながら、キリスト的なんです。

 クリスチャンの人にいうと怒られそうですが、救世主的、十字架的といいますか。

 今作も素晴らしい漫才と「自己犠牲」溢れる作品でした。



  浅野智哉先生の新刊「厨坊アサシン」。



「ヤクザのセックスの味が忘れられないんですよ。リュックの中身は渡しますから、もう一回してくれますか?」
                                              (本文より)


 スピーディーな展開とハードボイルドなテイストがラノベとはまた違った迫力がありました。

 レイプされてヤクザを殺そうって話なんですが、ヤクザ殺したのがまだ最初の最初なんですよね。

 ちなみに上記の台詞はもっと扇情的なものがあったんですけど……。





 あまりに過激でここには書けませんでしたwww


 

 過激・スピーディー・トンデモアクション。

 で、とにかく読ませます。

 出てくる殺し屋が面白く、特に殺し屋っ娘のチーリンちゃんがかわいかったです

 それから、結末が意外過ぎて、ビックリしました。

 まぁ、このやり方じゃないと、解決しませんよね……。

 欲をいえばもっと殺し屋が強くあって欲しかったです。プロが強い作品が好きなので。

 チーリンもレギュラーになって欲しかったですね……。

 
 あと、原案と執筆者が違うという新しいタイプの作品です。

 モノカキがこんなこというと曲解されちゃうんですが、小説ってラノベですら書くのに物凄く時間がかかるんですよ。

 一日に八十枚とか百枚とか書ける人もいますが、普通はそうはいきません。

 ですから、簡単にいいますと一人では荷が重い。

 これは映像などの仕事をして思うんですけど、作品作りって良くも悪くも共同作業なんですよ。

 共同作業ですと飛びぬけたものは作りにくいんですが、その分、多くの人が携わるので客観性や公共性を保ち、なによりスピーディーに作品を提供できます。

 しかし、小説は関わるのがせいぜい担当編集者くらいで、”一人で書くもの”という考え方が定着しています。

 それゆえに作家一人に負担がかかります。

 ライトノベル作家は何かしらのトラブルで企画倒れになったり、企画が通らなかったらアウトですし、文学系の作家はたいてい、完成原稿でしか出せないので、百枚、二百枚の原稿を書いて、つまらなかったらもうアウトです。

 そうした困難を乗り越えてこその作家なのですが、ビジネスモデルとして考えた場合、いかんせん完成するまでのリスクが高すぎるんです。

 ですから、こうした”複数の作家の共同作業”で生まれる小説は増えていくと思いますし、増えるべきだと思います。

 あと、TOブックス、最近、ドラマになってた「猫侍」も出している新しい出版社ですね。

 出版社にも注目です。


 最後は「RAIL WARS」の豊田巧先生の「ヤマト2199」のノベライズ版、上巻。
 
 しかし、敵に達した光線はその高熱で艦隊に穴を開けることもなく、ドアノックのように装甲を叩いただけで艦隊左舷方向へはじき飛ばされてしまう。しかも、キリシマの放った砲撃のみならず全艦隊の光線が同じ憂き目を見た。敵の歓待は避弾に優れる上、装甲版には高圧増幅光線砲の攻撃を無効にする何らかのコーティングがなされている。
                                               (本文より)

 この間、クリエイターの飲み会に行ったんですよ。

 そしたら、前に座った人が……。

「えぇ   あの『RAIL WARS』の豊田先生

 と驚きました。

 漫画化もされています。

 
 さて、豊田先生というと「速筆」見るたびに新刊が出ている「RAIL WARS」みたいなイメージ、さらに「鉄道」のイメージですよね。

 しかし宇宙関係の仕事も多くなさっていて、それゆえの「ヤマト2199」のようです。

 「ヤマト」自体がヒットシリーズですし、特に出渕裕氏監督の「ヤマト2199」は面白いと評判で、円盤売上も好調のようですね。

 そしてこのノベライズもベストセラーらしく、朱鴉も買いに行ったら最初、売切でした。

 話題になるだけあって、確かに滅茶苦茶、面白いです。

 アマゾンのレビューに活字ぎっしりで読むごたえがあるとありましたが、その通りでした。

 わたしはライターもやっているので、たいていの作品は読んだときに面白いつまらないに関わらず、「自分でも書ける」と無理矢理にでも思うようにしています。

 また「自分も書きたい」と思います。

 ところがこの作品は「自分には書けない」し、いい意味で「書きたくない」と思いました。

 凄いんですよ。艦隊戦の細かさが。

 凄いんですよ。軍事兵器の解説の細かさが。

 ヤマト2199自体が海上自衛隊が取材協力しているそうですが、確かにこの細かさは凄いですね。

 具体的には、なんで地球艦隊は負けまくっていたのに、その指令である沖田艦長が名艦長と呼ばれているのか……つまり、地球艦隊の装備がどれだけ弱いのか、がわかり易いです。(引用文参照)


 そして公式設定がそれだけ細かく決まっているものを、豊田先生はよくあのスピードで、これだけ緻密に書けるものかと感服します。

 内容もヤマトなので、馬鹿みたいに面白いです。

 上巻の後半でどんでん返しがあって、それまでの価値観が逆転するところも見事です。

 唯一、残念だった点はキャラクターイラストがないところで、

 本文も人物の外見描写がやや少ないように感じられました。

 アニメを観ていればわかるので不要なのですが、飛び飛びで観ていましたので、どうしても「昔のアニメにはいないキャラ」もしくは「活躍していなかったキャラ」のビジュアルが浮かびにくいです。

 
 ……アニメも観ますか。


 とにかく上巻がいいところで終わっているので、下巻が楽しみです

(長くなりましたので、今回も座敷わらしの旅の続きは割愛です。次回こそは