小学生のとき、同じ学年に、ショウイチ、ショウジ、ショウゾウという名前の 三つ子がいた。

漢字で、どう書くか忘れたので、仮に 正一、正二、正三ということする。


その三つ子、顔も背丈も、耳の形も、コピーをとったかのように、そっくり同じだった。

よく双子の兄弟や姉妹には、どちらかに分かりやすく、結構目立つところに、ほくろがついてたりする。
しかし、この三つ子に関しては、そういう親切な目印もなく、本当にそっくり同じだった。


生まれたばかりの息子たちに、
この子は正一、
この子は正二、
この子は正三、と名付けて

お母さんは、ある日のお風呂上がりなんかに 正二と正三の洋服を、テレコに着せたりしなかったのだろうか?。

そして、3日置きくらいに、昨日まで正三として生きていた正二が、今日から 正一と呼ばれる。なんてことはなかったのだろうか?。

小学生のアタシはそうして、密かに彼らのことを心配していた。


それから、
正三の前に現れた正二が、
『俺、正三』とか言い出したら、本物の正三は、どうするんだろうか。
アイデンティティーが、破壊されたりしないんだろうか?。

と、今でも心配でならない。



ところで、小学生の頃、近所の男子や弟は、三つ子の名前を、確実に言い当てた。
決して、3人を間違えることがなかった。

弟に、何故なのか訊いたら、

靴に

1
2
3

と、書いてあったと、答えた。


ナイス!、母さん。



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