やりたいことを全部やる!の週末に、ヘルプ~心がつなぐストーリー~を観た。
レビューでは、「いかにもアメリカ寄りの映画」などと、賛否はあるようだが、
アタシは幸いにも(?)、そのへんのことあまり詳しくもないので、
黒人のメイドを使うのが当たり前で、食事の支度、銀食器磨き、子どもの面倒、すべてメイドの仕事。
彼女らと、同じトイレを使うのは 汚らわしい。同じ食卓で食事をするなんて、トンでもない。
メイドを使う女主人たちは、自分の子どもを抱こうともせず、着飾り、ブリッジに、チャリティー活動にと精をだす。
メイドたちに、人間として接するのは、とても教養のある進んだ考えをする人たち、
もしくは、メイドである彼女らに育てられた、女主人の子どもたち。
そして、女主人たちの集まりからハブられている、あまり育ちが良くなさそうで、アタマも?な
たまたま、上流家庭に嫁いだおんな。
それから、自分で職業を得ようとする、主人公のスキーター。
アタシが、このなかで一番こころ掴まれたのが、
「女主人たちの集まりからハブられている、たまたま上流家庭に嫁いだおんな」だった。
彼女は、メイドを探していた。
彼女は、料理下手で、家事が得意でない。
しかし、メイドに料理を作ってもらおうとしたのではなく
愛する夫に、美味しい料理を食べさせたくって、メイドから料理を教わりたかったからだ。
彼女は、上流家庭のいわゆる「正しいメイドの扱い方」を知らない。
初めて、自分の家に訪ねてきたメイドに「来てくれてありがとう。コーラでイイ?。」と、
ビンのコーラを差し出す。そしてビンのまま、二人でコーラを飲み飲み、家の中を案内して回る。
フライドチキンの作り方を教わり、嬉しそうにチキンと粉の入った袋を振り回す。
メイドと同じテーブルで食事をしようとして、メイドからたしなめられる。
アメリカ南部の この地域では、あまりにも下品で、物を知らない振る舞いなのかも知れない。
もしかしたらこの地域では、「バカ」なのかもしれない。
でも、そんな彼女が一番、正しい目と聡明な心の持ち主だったのかも知れない。
料理を教えてくれた、メイドにお礼にと、徹夜で作った料理を 夫婦と同じ食卓で振舞う。
家族のために、自ら美味しい料理を作りたかった彼女の、ささやかな けなげさとか、当たり前の賢さに、心を、ぎゅっとされて、大泣きしてしまった。
もしかして真実は、自分の手をよごして、何かをしようとする人たちだけに見えるものなのかもしれない。
そして、この映画の主人公のスキーター役の女の子、
美人女優という感じでなないが、ぱっちり(ぱっくりの方が適切かもしれない)開いた眼が
世間や、世の中の奥の奥を、ズーーーぃっと、見通すような直線の視線で、この役にピッタリだった。
それから、「着飾った女」と、やや批判的に言ってしまったが、
60年代のアメリカの洋服は、とても可愛かった。
今年の映画は、当たりが多い。
この映画おすすめ! 『ヘルプ ~心がつなぐストーリー~』2012年3月31日(土)ロードショー ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン
