69歳、女性

長年の頭痛と不眠を訴え来院。

頭痛は毎日3錠薬を飲まないと痛くて日常生活に支障をきたす程度。

不眠も入眠に時間が掛かるとの事。

知人の紹介にて来院。


姿勢検査では後頭部と頚椎の関節が完全に詰まっている状態が確認されました。(猫背で顎が突き出たような姿勢)

頚部の牽引で症状が緩和。逆に頚部負荷では症状が増す状態です。

頚部の椎骨動脈は異常なし。反射、感覚なども問題ありませんでした。


治療は後頭骨と第一頚椎の間を開き、頚部の前カーブを作るようアプローチしました。

3回の治療で不眠が改善され、頭痛も50%程度に減少。

7回の治療で頭痛が無くなり、薬も飲まなくて大丈夫になりました。


この女性は座敷での配膳や食器洗いなどの作業をされているため、どうしても視線が下になり背中が丸まっていたようです。この結果、後頭骨と第一頚椎の間を圧迫し症状が出ていたものと推測されます。

下を向く作業が多い人は、姿勢には特に注意が必要です。


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