パソコンを長時間使用すると、肩や首に凝りを感じませんか?
これにはその時の姿勢が深く関わっています。
まず、パソコンを使用している時、どのような姿勢でいますでしょうか?
背中が丸まって顎を突き出したように顔だけ起こすような姿勢や、椅子に浅く座って背もたれに寄りかかり顔を無理やり起こすような姿勢を取っていませんか?
このような姿勢を長時間取っていると、中部胸椎(左右肩甲骨の間付近)に継続的な負荷が掛かり、椎間板や筋肉に問題を起こし、やがては肩や肩甲骨周囲、頚部に様々な症状を引き起こします。
では、どのような姿勢が良いのでしょうか。
椅子の場合、奥まで座った時に床に足がしっかりつくようにイスの高さを調節します。床に座ってパソコンを使用する場合はお尻の下に少し高めの座布団などを入れてください。
次に胸を張って背筋を伸ばし、腕を自然と下に垂らした状態から肘を90度曲げた位置にキーボードやマウスを置きます。パソコン画面からは50cm以上離れ、なるべく下を向かないよう画面の角度を少し上向きにするなど工夫しましょう。
そして何より同じ姿勢を長時間取り続けないにすること。筋肉と言うのは長時間同じ姿勢を保つ事が出来ません。じっとしている方が動いているよりつらい経験が皆さんにもおありかと思いますが、保てるのはせいぜい30分程度。ですので、出来れば30分ごとにパソコンから離れて身体を動かす事をお勧めします。職場などでなかなか30分ごとにはパソコンから離れられないと言う人でも、パソコンから一時的に目を離し視線を上げて肩周りを動かしたり、足を動かして血流を循環させてあげることで身体が固まるのを防ぐ事が出来ます。
歩く事でさらに全身を使う事が出来ますので、休憩時間には出来るだけ歩くようにしてください。
アケダカイロプラクティック