41歳、男性の患者さんが右の肩甲骨内側から肩・腕にかけての痛みで来院されました。

整形外科ではレントゲンと頚部MRIを撮影済み。診断では頚椎椎間板ヘルニアと言われたそうです。

かなり症状が強く、仕事も3週間前から休んでいる状態です。


MRIを確認した所、椎間板のアライメントは飛び出ていると言う程でもない。レントゲン画像ではストレートネックが確認されました。

また、症状が肩甲骨の内側から始まっている事から椎間板ヘルニアの可能性は低く、ストレートネック、つまり頚椎前弯減少による頚部、肩甲骨周囲の筋肉スパズムが原因と判断しました。


治療は問題のある筋肉にアプローチし、補助的に頚椎と肩関節の動きと位置を正常に戻すように操作しました。

現在4回の治療を終了しましたが日常生活での症状はほぼ消失し、仕事も早期に復帰出来そうです。


この患者さんはデスクワークが主でPC使用時間が長いのが特徴です。

PC使用時の姿勢で背中を丸め顎を突き出すような姿勢だったため、結局は頚椎のカーブを無くし症状を出現させてしまいました。

長時間同じ姿勢を取る場合には、姿勢を正し、こまめに動かす事で筋肉が固まることを防ぐことが大切です。1時間に1回は休憩を取って立ち上がるのも効果的ですね。

同じ姿勢でずっといるのは筋肉にとっては大変苦痛ですので注意してください。


アケダカイロプラクティック

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