昨日は猛烈に暑い日でした
今日は今のところ 何とか凌げています
西風が吹いているからでしょうか
助かります
稲の葉に光る朝露
ぽろり ぽろり
息づいている
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240730/12/akechan1116/2a/94/j/o0725108015469025979.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240730/12/akechan1116/3c/07/j/o0731108015469025984.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240730/12/akechan1116/41/50/j/o0691108015469025987.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20240730/12/akechan1116/99/67/j/o0732108015469025991.jpg?caw=800)
知らなかったり 使ったことがなかったりする季語がたくさんあります
これだけの季語に出合い その一つひとつに思いを紡げるエッセイが書けるなんて ステキなこと と感じながら読みました
好きな季語は 『春愁』『秋思』と書かれていて 自分と同じということがちょっと嬉しかったりしました
川上氏の『春愁』についての項を少し引用します
ところで、「春愁」「秋思」を多用するのは、自分では気持ちがよいのですが、句会では、この季語を使った句を「いい」と言ってくれる人は少ないのです。たぶん、トゥーマッチになってしまうのだと思います。俳句は、短い詩です。その中に、濃い感情がのせられすぎていると、うるさいのです。君の憂いは、まあそれでいいけれど、自分には関係ないしね、それよりもっと広い世界のこと見せてよ、という感じでしょうか。
(氏はたくさんつくった「春愁」の句の中で はじめての句集には 1句だけ載せたそうです
「秋思」については 皆無とか)
はるうれひ乳房はすこしお湯に浮く
弘美
というもの。この「春愁」ならば、ちょっと愉快なふうもあるし、それに、「愁」という強い印象の漢字をひらがなに開いたので、押しつけがましい「愁い」ではなくなったかなと、おそるおそる選んだのも、なつかしい思い出です。
氏の俳句を紹介したので もう1句
俳号は 土星 になっています。
20年ほど前に東直子さん(歌人)と一緒に属していた俳句同人誌での俳号だそうです。糸井重里さんのつくったゲーム「マザー2」に登場する、不思議な生物「どせいさん」かにちなんでいるとか
白シャツになりすもも食ふすもも食ふ
土星
決して上手な句ではありませんが、不思議にこの句が好きなのです。白いシャツには、必ずすももの赤い汁をこぼしてしまう、その冒涜的な感じを詠んでみたかった、という記憶があります。
この2句のみがご自分の句で あと94句は たくさんの俳人の句です
エッセイとすっと溶け合っているところは魅力です
大学では 生物学を学ばれたようで 小さな生き物や名もない草花への興味はおどろくことがたくさんあり それに纏わる話は読んでいて しんしんと心に入っていきました
こんなふうに「季語」をご自分のものにされていく
真似はできませんが 真似の真似くらいしてみたいです
またたくさんのエッセイは魅力的で これは真似してみたいなあと意欲をそそられました
この本は もうずっと前 ブロガーさんが紹介されていました
ようやく読めました
ありがとうございます
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黒塀を越えて伸びゆくミニトマト
アマンバ
夏の力は生き物にも力を与えているようです
黒塀からたわわに実るミニトマトを想像しながら運転していました
カラスウリとかだったら ちょっと風情というものがあるのかも
明日もまた咲いてみたいの宵待草
アマンバ
最後まで読んでいただきありがとうございます
この本を参考に いろんな季語に思いを馳せ 俳句作りしていくのも楽しいことかもしれません