よく降る雨です
水やりをしなくてもいいだけ  楽  です
剪定や草むしりをしなくてもいいだけ
楽  です



雨の日は読書
いつの間にか 「 本は友だち」になりました
1年間に60冊を目標に始まった私の読書
半年経った今日  ちょうど30冊目の紹介になりました
いろんな世界を旅したものですニコニコ







         
                                      池井戸 潤・著
                                      文藝春秋




登場人物たち








ひとまず  [上 ] を読み終え  来年からの箱根駅伝の見方が変わるかもしれないと思いました




登場人物一人ひとりの思いをさらりと書きながらも  その心情がじわじわと伝わるところ  さすがです
また細かい取材に基づく小説で  まるで現実を見ているような気持ちになりました






                                        雨のなかのミント




話は二本立てで進みます




🏃箱根駅伝への出場をかけた予選会
わずか10秒差で10位に入れなかった明誠学院大学の4年生 青葉隼斗サイドからの視点



📺️もう1つは  大日テレビのスポーツ担当である徳重 亮たちからの視点






                                           木立ベコニア



🏃隼斗は監督の諸矢久繁に呼ばれ  「関東学生連合チーム」で走るようにと言われます
10位内に入れなかったチームから選抜されたいろいろな大学の選手が集まって作るチーム




おまけに監督は  かつて箱根を走った教え子の 甲斐正人です
甲斐は  丸菱の社員ですが  社の「社会貢献制度」を1年間利用して  監督として就任します




甲斐監督のなかに  会社での苦い経験があり   信じる  ということ一筋にチームを率いります
隼斗は  甲斐監督の1人ひとりへの鋭い観察眼を目の当たりにし  彼への信頼度を増していきます




けれど   連合チームはそう簡単にまとまることはありません
いろいろな事情で輪のなかに入らず  監督の考えにも反発しながら週2回の練習に参加しているだけの選手もいます




甲斐監督は  三位に入ることを目標にし
あれやこれやの策を練ります
何のために走るのか
記録として残ることもないのに




隼斗はその答えを見つけようと努力を重ね  反発する3人の仲間の心に迫り  最後は皆が一丸となって試合に向かいます




                                  おそがけの紫陽花



📺️かたやテレビのスポーツ担当の徳重は 箱根駅伝をエンタメ風にやろうとする意見に反論します
実況のアナウンサーを選ぶのにも苦戦します
外連味のない硬派の辛島文三に迫り  ようやく承諾に漕ぎ着けるまでの執念は  箱根を走る選手を大切に思う気持ちからくるものでしょう




興味本位ではない真摯な取材を続ける辛島の姿は   人の心をないがしろにして人々の心を煽るマスコミやネットとは大違いです
箱根を走るものたちをリスペクトする姿に頭が下がります




(今  この本について  こんなにざっとしか紹介できない自分の力量に情けなさを感じていますショボーン)





                                 インパチェンス




じんとくる、最後の選手発表の場面から少しだけ引用します
甲斐監督の配慮で 学生連合チームに出る大学の部員たちが皆集まった場での様子です




「ー 隼斗。キャプテンからひと言」
甲斐に促され、隼斗はマイクの前に立った。
「このチームにはずっとアゲンストの風が吹いていました。ぼくたちは、それと必死に戦ってきたんです。だけど、今日初めてわかったことがあります。ぼくたちにはこんなにも大勢の仲間がいた。……伝統も経験もないかもしれかも知れませんが、ぼくたちはもう怖じ気づくことも、気後れすることもありません。全力を尽くしてー」



隼斗の涙は、握り締めているタスキにしみこんでいくのです




監督に「この人しかいない」と  十区を託された隼斗の思いで  [上]  は終わります




隼斗の前に、箱根駅伝本選ー夢の舞台への門が、いま開かれたのだ。




私の心は  もう  [下] へと  心は走っていきます❗️




連合チームの結束は…
三位入賞はなるのだろうか…
甲斐監督の  信じる  思いは…




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かわせみ
翡翠や一瞬の幸のこしゆく
                                   アマンバ



部屋の窓からの景色は緑一面です
ところが先日  ふと顔をあげると  庭のフェンスの上に カワセミがいます
緑のなかの翡翠色は  とてもとても美しかったです
スマホを持つ前の  一瞬の出来事でした
数年前に一度   同じ場で見かけたことがあります





最後まで読んでいただき   ありがとうございます



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