ひさびさの雨ふりです

植物には  待ってました  の優しい雨です

こういうの  慈雨   というのでしょう





昨日   落語会に出向きました


















今の時期にぴったりの色合いのリーフです

しばらく見受けなかった演者さんの着物とのマッチング

今回ありニコニコでした

開口一番の志ら門さんです

話し方  とても落ち着いていてみえました




さて  志らく師匠

いつも感じるのですが  どの師匠のお辞儀もすごく美しいです

腰からぐーっと前に体を折り  ぴたーっと1枚になるくらい丁寧です

志らく師匠も本当に美しかったですおねがい




ワイドショーに出演とあって時事ネタから始まり  談志師匠との逸話に

どの話も  エ~ッと思えるものばかりで

それがアッケラカンとした笑いになっていきます

笑いがあちこちで起きてくるなか

落語はというと

『義眼』から  『鈴振り』にと  進みます

前者は初めて

後者は2回目?だったかなと記憶しています(どなたの噺だったか…忘)




まだまだ続くかと思いきや

友情噺?になっていきました


『長短』


とても気の長い長さんと

とても気の短い短七さん

極端な二人は仲良し

二人の演じ分けを師匠はすこぶる大袈裟にしていて  それ自体が笑えてきました





着物に煙草の火が飛んだあと

約束を破って 「早く教えろ!」と長さんは怒ったけれど …

二人はまた  仲良く四方山話をするのだろうなあ

そんなほんわかムードの『長短』好きです

全く性格の違う者の友情っていいなあ

これも江戸の風情   また  落語の世界ならではの楽しさです











中入り前の『鈴振り』の志ん生師匠の逸話で出た『井戸の茶碗』




これまた   心穏やかになる噺だと思います

先の長さんも短七さんも正直者ですが

この噺に登場する屑屋の清兵衛も千代田卜斎も高木左太夫も  みな  バカがつくほどに正直者です

バカと言っては失礼です

根っからの正直者




気持ちいいです

今の日本社会のお金の問題のアレコレを聞いていると  『井戸の茶碗』をじっくり聞いてほしいと  笑いながらも  心で思いましたキョロキョロ





もはや日常用語で使ってはいけなかったり   放送用語で禁止になっている言葉を  志らく師匠は  落語の世界で存分に使います

その自由さが  魅力の1つなのでしょうか




とにかく  笑いました   笑いました




師匠は還暦を迎え  1つ   新しいことに挑戦すると決めたようです

それは  役者になること

まずは

映画『夏目アラタの結婚』ニコニコ (9月)

楽しみです




今回の落語会   大入叶   

たくさんの志らく落語ファンが集まりました






帰り道の半夏生

涼しそうです











お茶お茶お茶お茶お茶お茶お茶お茶お茶お茶お茶お茶





『井戸の茶碗』の高木殿の娘の名前を

「いと」と名付けてみえたので




蜘蛛の囲に竹の葉ひらりひらり浮く

                                                  アマンバ