暑い日になりました💦

少しの風に感謝   感謝

運動会が行われている学校もあるようです

どうか 皆さん 気をつけて!と思います







                       宮島未奈・著

                       新潮社




「島崎、私はこの夏を西武に捧げようと思う」

成瀬あかりが友人の島崎に宣言するひと言から物語は始まります




デパート西部大津店が8月31日に営業終了をする夏休みのこと

成瀬  中2の夏は  毎日西部に行くことから始まるというわけです












上の装いで  百貨店の横断幕の下にいつもいます

地方の放送局ぐるりんワイドにも映ります

誰に何を言われても  立ち続ける成瀬の姿には  胸がすく思いがします




成瀬は何でもでっかいことを公言し  それを実行して生きています




100の願いを書いて  全て叶わないと嘆くより  そのなかの1つでも叶えば  素敵なことと   成瀬の生きようとする力は強いです

そこには人知れぬ努力が隠されてはいますが  そこはおくびにも出さず…




当たり前とか常識的な考えをジャンジャン打破していくところが痛快




例えば

高校に入学と同時に丸刈りにします

訳は  高校3年間で何センチ髪が伸びるかを調べるために、ですニコニコ


     


また 

自分は200歳まで生きると言います

ずっと前までは100歳まで生きることが特別なことだし  そのもっと前は想像もしなかったこと

だから  自分は目標を200歳にすると断言するのですニコニコ




成瀬の言動を読んでいくと  何故か  心が元気になります

この本はコロナ禍に書かれていますが  暗く狭く不安な日々を  潔く生き抜いていこうとする姿が   そうさせるのでしょうか




さすがに先の友人島崎とは  大学受験で遠く離れてしまいそうで   気持ちにハリがなくなりますが  どうやら  2人で組んだ漫才コンビ『ゼゼカラ』(滋賀の膳所から)を  これからも続けていけることが分かり

気分が⤴️する成瀬



青春をぞんぶんに味わっていく成瀬が眩しく  ちょっと羨ましく   また懐かしく思えた1冊でしたですおねがい




作品は

2024年本屋大賞1位

坪田譲治文学賞受賞

です




本屋で選書する際に  何故かこの本は手に取れませんでした

先日  ブロガーさんの案内を読んで  面白そうと思い読みました




ブログはありがたいです

いろいろな方がいろいろな本を紹介してくださり  この本のなかでも書かれていましたが   点が線へと繋がっていきます😃




栗原医師ロスだった私の手を   成瀬が引っ張ってくれましたおねがい











この薔薇は  本当なら右下のように小さくたくさん咲くのですが   こんなにボリュームが……

見ていると  クロアゲハがふわふわ翔んできました

朝のいっときです🌹






麦秋や空を向きてなびきをり

                                       アマンバ








稲は実るほど頭を垂れる  ですが   まっすぐ麦は空を向いています



麦秋という言葉が好きですが   ブログを読ませていただいていて  好きと思ってみえる方の多いのに驚くやら嬉しいやら




麦秋や故郷は今何色に

                           アマンバ