今日はどんより曇り空です
昨日は久々の晴れ☀️で 気分よく吊るし飾り講座に出かけました
亀作りです
時間内に仕上げることができ ちょっと満足
さて 俳句の話です
NHK俳句3月号を読んでいて ハッとするページがありました
安里竜太氏が書いてみえる「ひとり書くときも」のなかにある推敲の孤独についてです
独り句の推敲をして遅き日を
高浜虚子
「虚子の句は 推敲という行為の孤独やさびしさ、そのさびしさゆえにゆったりとして癒される時間の流れを本当によく思わせる」と書いています
そうして 推敲、言葉を仕上げて定着することについて、原研哉さんの文章を紹介しています
紙の上に乗るということは、黒いインクなり墨なりを付着させるという、後戻りできない状況へ乗り出し、完結した情報を成就させる仕上げへの跳躍を意味する。白い紙の上に決然と明確な表現を屹立させること。不可逆性を伴うがゆえに、達成には感動が生まれる。またそこには切り口の鮮やかさが発現する。
その営みは、書や絵画、詩歌、音楽演奏、舞踊、武道のようなものに顕著に現れている。……
この文章が胸に突き刺さりました
俳句について言えば 私はかなり推敲を怠ってきました
その孤独感が怖かったのではないかと思います
独りで ああでもない こうでもない とノートが字で黒くなるほどの推敲はできません
つまり よし !と決定する力がないからです
でも 思い悩んで決めた1句だと 宝物になるということは 少し経験はあります
その時の達成感のようなものを ゆったりと癒されるというのかなあと思いました
これからは 少しでも推敲の時間を大切に 俳句作りを楽しみたいです
俳句ポスト 兼題 『余寒』 中級で
佳作に入れていただきました
低温の火傷の黒き余寒かな
とても嬉しかったです
これは少し推敲しました
3回ほど送信していますから
黒くなったお腹を見たときのショックは忘れられません
でも 今はもう すっかり完治しています
寒い寒い日の思い出です
木の陰に置いていたビオラが今日咲いて
祝福してくれているようでした✨
小手毬の小さき葉に隠れたる蕾
アマンバ
白いっぱいになる日が待ち遠しいです