朝から雨降り
感覚的には 3月の雨に似ています
あまり好きな雨ではありません
別れのにおいがするからです
それでも
花たちには優しい雨です
夏にはカラカラに乾いていた球根でしたが 今は こんな感じのミニシクラメン
蕾がいっぱいです
これから
まだまだ咲きます
強い花です
たいしてお世話もしなかったのに…
通信講座の1月のお題「ひらめく」で書いたエッセイです
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「ことばボックス」
恐れ多くも、自分をエッセイストとか俳人などと思ってはいない。足元にも及ばないが、書いたり詠んだりするのが好きだ。だからか、一瞬ひらめいた言葉を大切にしている。問題は、その保管場所。今はスマホにすぐメモしている。便利ではあるが、言葉は文字を書いてこそ、自分のものになる気がする。
十四年程前から、エッセイを書くことに興味を持ち始めた。内容はさておき、これでもかというほど、たくさんの作品を書いてきた。
その頃通っていた文化センターのエッセイ教室で、ふっとひらめいた言葉をどうするかが話題になった。「お風呂に入っている時、いい言葉が浮かんでくるけどメモできなくて忘れるから困る」「眠りにつく前に、あっと思う言葉が出てくる」などの体験談を聞いた。人は、リラックスしているときに、コレだ! と思う言葉がひらめくのだと納得したものだ。
その話し合いで、ある女性が妙案を教えてくださった。「ことばボックス」というのを作って、家の中のあちこちに置いている。小さな紙切れに、ふと過った言葉や拾った言葉をささっと書いて、その箱に入れておくのを習慣にしているという。書き物をまとめるときに、その中に入っている言葉を生かす。その話、面白いなと思った。でも、そんなまめなことは自分にはできないだろう…。
今、彼女のアイデアが蘇り、 自分も挑戦してみようかなと思い始めた。ひらめくたびに、スマホを開かなくてもいい。開くとつい、他の画面に目をやってしまう。たとえメモするにしても、わざわざ自室に戻り、メモ用ノートを開く必要もない。その間(かん)に忘却の彼方へ消えてしまうくらい、繊細な言葉たちである。
気分が乗ってきた。箱を用意しようかな。裏が白いチラシやカレンダーを小さく切ればメモ用紙になるし。エッセイや俳句の種でいっぱいになる「ことばボックス」。いいな。善は急げかー。
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雨のなか雨のあがりま猫の恋
アマンバ
し~んとした空気を破り かん高い猫の声が時おりします
もう驚くことはなくなりました
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