寒い夜になりました
明日は雪❄️マークの地域もたくさんあります
能登半島も大雪になるようです
暖がほしい日がしばらく続きますね







                               立川談笑・著
                               ひろのぶと株式会社



※本の色はもっと美しい赤です
  上手く撮せませんでした
  申し訳なく思います
  




立川談志師匠が 『現代落語論』を発刊されてから  約50年の歳月が流れました
読んだことはありませんが  この本に幾度か  そのなかの言葉が登場します




と前置きして



この本は二章に構成されています


第一章
落語って、なんなんだろう


落語は大衆芸能と書かれています
人々は落語を聞くことで  笑ったり泣いたりします
談笑師の言われるところの「心のデトックス」です
落語を聞く前と後の心持ちが違うのはそのせいかなと思います



それは   演者と客の双方向(クロストーク)が上手く働いているときほど強く感じます
阿吽の呼吸のような感じでしょうか
演者は敏感にそれを察するとありました




談笑師は落語の歴史を詳しく追いながら
今に至る過程を教えてくれます
江戸時代から受け継がれてきた落語がずっと語られてきた推移がよく分かります
さすが  かつての予備校の講師さん



「富士と桜と米の飯」
これは談志師匠の言葉ですが   日本人のなかに流れる大切なDNAがこの三つ



談笑師は受け継がれてきた多くの落語も
上の三つのように日本人に馴染んできたと書いています



すんなり落語の世界に入ることができるのも  そのせいかもしれません



脈々と受け継がれてきた古典落語
それは大切な日本の文化です
でも談笑師は今や  それだけに留まっていては……
時代の流れに合わせて  古典落語を見直していくことが大切になってきているのではないか……



「江戸の風」
談志師匠の言葉です
風とは……




第二章
談笑はこう変える!~改作解説9選


 
古典落語を今の時代に合わせて改作されています
両方の落語が文字化されているので  興味深く読むことができます
オマケにQRコードから聞くこともできますニコニコ



どの改作も  談笑師の人柄が出ています
人へのおおらかな優しさというのでしょうか
また  サゲにも手が入っています



例えば『饅頭こわい』の饅頭を   今流行りの有名なスイーツにしたり…とか



もう魅力的なアイデアいっぱいです




師匠はこれからもキョロキョロしながらいろいろなことに興味を持って新作に向かっていかれることでしょう



今までとは違う気持ちで師匠の落語会に出向いて行けそうです



最後まで読んでくださりありがとうございます🍀