霜月も早  お仕舞いです

寒い日になっています

時折  風花らしきものが舞っているようです




⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️




お駄賃



ここのところ  重い腰を上げて終活をしている。掃除ではなく  片付けではなく  整理整頓でもない。さらには断捨離でもなく 「終活」である。その響きに馴染めず  ずっと避けていた。


ところが先日誕生日が来て   自分の余生について漠然と考え始めた。なるべくなら子どもたちには迷惑をかけたくない。

「私の物はもうすぐに燃やせるものだけだから」と言っていたものの   判断に迷うという手間を取らせたくないと思う。


1日に1時間が限界の仕事だ。頭に「終活」とあるから  次々に過去の思い出と出合わなければならない。その精神労働はかなりのものである。


ホルダーから1枚1枚書類を取り出し  「捨てる」「残す」を決めながら分けていく。ポトン! ある書類の隙間から何かが落ちた。500円分の図書券。あっ、こういうことは以前の断捨離のときにもあった。これは、一生懸命、終活をしている私へのお駄賃だと思った。何かしら嬉しくなった。


昨日もそうだった。もうずっと眠っていた通帳の処分に銀行へ行った。1つ目の銀行は手続きだけで終わった。そんなものだ。終えただけでも立派と思って2つ目の銀行へ行った。すると、どうしたことか、珈琲2杯分くらいの返金が手元に。これまた、お駄賃だ。


地味で少々暗くなりそうな気分の終活。

そこに、ひょっこり現れるお駄賃さん。お金とは限らず、懐かしい手紙だってその仲間だ。応援団のようで、またやる気になる私である




⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️⚪️




『終活』なんて言葉を誰が作ったのでしょう

昔は  親の始末は子が行うものだったのに今は自分のことは自分で終わないといけないような風潮になりました



そりゃそうだ   かなあ……



暖かい部屋で好きな音楽を流しながら今年中にやることにしましょうかキョロキョロ




さむぞら

寒空に皇帝ダリア立ちてをり

                                        アマンバ






                                  


冷たい風に吹かれながら揺れながら  

皇帝ダリアは力強く立っています



見えますか?

その向こうの虹🌈




最後まで読んでくださり  ありがとうございます🍀