September   Rain   Rain  ……



涼しくて
少し暗い日です



朝顔は気温にめんくらってか
もう昼時なのに咲いています



こんな日は本当に久しぶりです








                                青山美智子・著
                                         宝島社文庫










行き場のない思いを抱えた「僕」が『マーブル・カフェ』の店主となるところから話は始まります




12の短編が繋がっています
1編のなかに脇役として登場した人が次の1編の主人公になります
用心深く読まなくても  分かりやすく描写されています




どの主人公も悩みを抱えて生きています
自信なく生きています
でも
最後には心救われる言葉を得て  そこからぱーっと明るさを自分のなかに取り込んでいきます





ー誰かのために、何かのために、彼が起点となって人を動かすのだ 。マスターと出会わなかったら世に放たれることのなかった光が、たくさんあるだろう。
でも考えてみたら、多かれ少なかれ、誰もが誰かにとってそういう存在なのかもしれない。




こういう人と人のちょっとした温かい触れ合いで元気になっていく様子が描かれているのです




からりとした文のなかに  肝になる言葉をさらっと織り込んでいく青山美智子さんの文章は読んでいて飽きません




また12編には  「色」が入っています
主人公の「色」です









ここにも惹かれるものがありました
その人の「色」つまりは 「個性」を大切にされているということでしょうか



自分だと
○○○○○/ Aichi
さて何色かなあ……




この本のタイトルと似た本も書いてみえます
『月曜日の抹茶カフェ』
どんな内容なのでしょう
いつかニコニコ





ハナトラノオ秋へ秋へと登りゆき
                                            アマンバ




                       



ボケてしまったハナトラノオです
これからずんずん上に向かって咲いていきます
季語に「虎尾草」というのがありますが
花虎尾は季語ではないようです









             ようやく仕上がった刺し子の敷物

           まだまだ次がスタンバイしている