寒さのなかでも
小さな小さな桜の蕾が
はっきりと見えます
先日の新聞のコラムで
素敵な詩が紹介されていました
新しい年への願い
高 田 敏 子
夜の雪が
歩き馴れた道を新しくするように
見馴れた風景をまばゆくするように
私の夜にも雪をふらせよう
夜ごと眠りのまえに
はるかな村の泉に帰り
清らかな水を汲みあげて
一日の疲れを雪の結晶に変えよう
私の夜にも雪を舞わせ
純白の中にまぶたを閉じて
朝ごとに美しく目覚めよう
日の光 風の音 日々を新しくうけとめて
嬉々として私の小径をゆくことこそ
新しい年への 私の願い
自分の夜に雪をふらせ
1日の疲れを結晶にかえて
朝には 日々を新しくうけとめて
自分の小径をゆく………
美しく
素敵なこと
毎日が
真新しいものから始まるようで
静かな光に見守られて歩いていけそう
うん!
いいなあと
何回読んでも思いました
冬の水空と我のみ映したる