午前中の雨は強く降りはしたものの
まだ冷たくはありませんでした
予報通り
雨が上がってきたら
木枯らしのような音を立てて
冷たい風が吹き始めてきています🍃
先日書いたエッセイです
ほやほやの湯気が立っています
持ちつ持たれつ
3年前から娘家族と同居を始めた。娘とは親子なのに、いや、親子だからよく衝突してきた。互いの考え方や感じ方を受け入れることができないのである。1人で暮らす方がどんなに楽かと思うことが数知れずあった。
そこで、私は決心した。同じ屋根の下でも、距離を保つことにしよう。例えば家事について、娘が嫁入りする前は、私が主導権を握っていればよかった。だが今は、娘とはいえ、4人家族の主婦である。しばらく離れて暮らす間に体得した、自分の生活スタイルを貫きたいのは当然だ。
それなら、手をかけ過ぎず、世話を焼きすぎずにいる。この「過ぎず」は難しいが……。私は、自分のやりたいことややるべきことを淡々とこなすのである。後は、目をつぶる。それが心地よい距離感になるだろうと期待していた。
周囲から見れば、面倒見のわるい親と思えるかもしれない。でも、衝突を繰り返すよりは得策だろう。
それが功を奏してか、互いの得手不得手がはっきりと見えてきた。となると、持ちつ持たれつの関係がうまく回る希望が見えてくる。
彼女は料理が得意だ。スマホでの料理の作り方を見ながら、各種の調味料の分量をきちんと計って味付けをする。名前も知らない1品だが、たしかに美味しい。逸品ともいえる。また、油酔いを理由に、一切揚げ物をしない、してこなかった母に似ていない。「こんな簡単な料理はない」と、週に3回は作る。揚げたては、温かくて美味しい。孫たちは幸せなだなと思う瞬間である。娘にはまだ得意なことはあるが、少し癪なので、このくらいにする。
さてさて私の出番は、名前書きだ。5歳の孫は、新しい靴や洋服などを買ってもらうと、値札も取らずに持ってくる。「バアちゃん、名前書いて!」油性のマジックペンで小さく彼の名を書く。平仮名を書くのは好きだ。「あら上手に書いてもらったね~」部屋の向こうで声がする。
今は、こうして生活の些細なところで、補い合っている。これでいいと思う。「持たれつ持たれつ」になる日? それは、まだまだ考えたくないなあ。
こうして今を生きている私です
読んでいただき ありがとうございます🍀
夕暮れの柏手見られ枇杷の花
寒い冬に 枇杷の花が咲き始めるのを知ったのは昨年です
近くの神社にお参りしたとき ふっといい香りがして 辺りを見回したら 枇杷の花が咲いていました
正直いって 驚きました