「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」 著者:若林正恭(オードリーの若林)さんを読みました。
キューバの旅行記でタイトルにひかれて読み始めました。
ゲバラやカストロの革命博物館を訪れて、命の使い方を想像して、
日本で生きるぼくの命のイメージは
「平均寿命まで、平均よりなるべく楽しく生きる」
はい、まさに同感です!
でも、同時に、革命家の話を聞いただけで、ああ、なんか私もしないと~とか思ってしまう私。
日本では、ゲバラに陶酔して部屋にポスターを貼ったりする若者が「中2病」と揶揄されることがあるのだと、
ガイドに説明する若林。
「中2病」って
カストロやゲバラって具体的にどんなことしたのかとか、興味出てきて調べようとしてたとこでした。
でも、今日、会社で、営業君の辛い仕事内容を聞いて、
やっぱり、「平均より楽で楽しく生きなきゃ!」って思いなおしたり・・・。
中2病にかかりそうで、50代病の方が、やっぱり、勝りました
資本主義の競争社会に疲れて東京を旅立ち、社会主義に癒されようと思ってやってきた。
でも、、、、結果、やっぱり、社会主義が成り立たない理由を、受け入れやすく書いてくれたなあ。
人間は
元々、良い服が着たい生き物
元々、良いものが食べたい生き物。
元々、良い家に住みたい生き物。
それは、当たり前なのだが、それが、平等でありたいと言う気持ちをだいぶ上回っていたというところが、社会主義が失敗したものと言われる所以ではないだろうか。
当たり前なことに37歳でキューバで初めて気づいた俺って・・みたいに書いてましたが、
で、結局、資本主義社会に戻っていくんかいって思ってたら、
最後は、俺が本当に見たかったものはと書かれていたものが、共感出来て良かった
東京での生活に色を与えるもの、キューバに行ったもう一つの理由とともに描かれてました。
いやあ、若林って結構、繊細な人だったのね。
ああ、キューバにも行ってみたい。どこか旅に行きたくなる本でした。