こんばんは。
ブログって更新しないとずるずる、いっちゃいますね
「昨夜のカレー、明日のパン」 著者;木皿泉さんを読みました。
ギフ(死んだ夫の父)と暮らし続けるテツコ、岩井さんから結婚を申し込まれるも、ギフとの暮らしに踏ん切りをつけられずにる。死んだ夫の隣人タカラ、夫の母ユウコ(も亡くなっている)、従弟の虎尾の話も交えながら、それぞれの人が前に進んで行く姿が描かれている。
とてもせつないお話かと思いきや、いや、確かにせつない内容なのですが、
表現の仕方がとても無骨?な感じで、今までにない感じでびっくりしました
パチンコが好きなギフがパチンコ店について語った表現
閉店になった時のホールって、ただただゴォーって川みたいな音がしてるんだよね。華やかな光や音楽が止んだとたんに、機械が玉を流してゆくだけになるんだ。
なんだオレ、こんな殺伐としたところにいたのかあって。生きてるって、本当はあんな感じかもしれないね。
世の中は殺伐としてるから、きれいに着飾ったり、ごちそう食べたり、無駄ってものが無かったら人は辛いもんだってことらしい。
そんなことから、今日は「無駄」って大事だよねって思いました
私は、実家の中では、「無駄」と呼ばれるものも好きな方と思います。
姉と母は超、超合理主義です!無駄が嫌い!
物が増えるの嫌やから、趣味で手作りとか物作りとか嫌いや~とかいうタイプ。
姉は本当はめっちゃ器用な人なんですがね。
中学の時、家庭科の宿題でパジャマを姉に手伝ってもらって良い成績をもらった私
でも、後ろめたさがあるため、今も覚えている。。。
私はピアノとか何のためにもならないものもやってるし、無駄も大切(ピアノを続ける言い訳?)
と思うタイプです。
いや、でも、ふと考えました。
こんな無駄がどうとか気になること自体が、実は無駄嫌い
結構、夫からは時間を気にしてせっかちやし、失敗するの嫌がるし、合理主義と言われる
この本では、最後は、テツコ、岩井さん、ギフの関係が、無理やりに変えようとするのでなく、
自然にゆる~く変わっていってる感じが伝わり、とても良かったです。
無駄も楽しみながら、どこに向かうのかわからいけど進んで行く!これ、大事だなと思わせる本でした。
そんな私、近々、母のデイサービス体験に付き合う予定。
また、そんなことも書き記したいと思います。
ここまで来るのに色々ありましたが、そして、どうなることやらですが、進んでいくしかないですね