久々に一気によめるほど面白かったので感想を残しておこう。
つい、面倒くさがりで、いつも読みっぱなしで終わってしまう私ですが、、、。
「そして、バトンは渡された」 著者:瀬尾まいこ
実の親ではなく、再婚相手に次々と育てられていく主人公優子のお話。その親がみんな、めっちゃいい人であるというお話
最後の父親の森宮さん、奥さんは出ていったのに実の子でない優子ちゃんの父親になろうと一生懸命。
その一生懸命さに笑えて暖かい気持ちになる。過去の親と比較して親選手権みたいなのがあったら、優子ちゃんはもう高校生で大きかったから俺は持ち点少ないから、電子ピアノから生ピアノを買おうと提案する森宮さん。親選手権って
もう、めっちゃいい人で面白くて、優子との会話に何度、笑ったことか。
合唱コンクールのピアノ伴奏の練習に夢中な優子にかまってもらえず、ふてくされていた森宮さん。
でも本番前日には、合唱曲をひそかに覚えて一緒に歌ってくれたり♬
優子もひそかに森宮さんに内緒でお返ししたり!
最後には優子が結婚する早瀬君もピアノを弾く人で、ピアノ、音楽にまつわるエピソードも良かったなあ~。
血の繋がりとか関係なく、自分のためではなく、誰かのために生きて、それで自分も満たされるっていいなあと素直に思える本でした
そんなことを考えた先週末はお家でのんびり。夫が庭で芋焼いてくれた焼き芋はやっぱり美味しい
誰かを思う気持ち、私には子はいないので、誰かのためにとなったら、親か?昨日は実家に電話したら、開口一番、母が「もう、最近、ボケてきて困るわ~。物をどこにやったか。今も探してたとこ。」
私:「何を探してたん?」
母:「えっ?何やったかなあ?ううん、もういいの、、。」
もはや、「探し物は何ですか?」状態でした あの歌、最後まで歌ってみた♬
まだまだ探す気ですか~。それより僕と踊りませんか~♬って、めっちゃ優しい歌だと思いました