昨日、と言うか、日付が今日に変わってすぐのころ、Kは北海道を発ちました。

 

4月末に会社を辞め、新天地へと速やかに移動して、

次の仕事に備えるのか… と、思ってましたけど。

 

会社を辞めてから今までの間、北海道内を一周。

一昨年、私と共に道内を回ったのと同じように、

車中泊や民宿泊を続け、一人で道内を回っていたそうです。

 

その道中からは、キレイな風景の写真が送られてはいたのですけど、

細かなことは言わず、好きなようにさせていました。

そしたら、唐突に、

 「 じゃ、日曜日の夜中に出て、日曜日の夜に家に着くから… 」

 

フェリーの航路をトラッキングできるアプリがあるので、

それを見ながら、Kの船が通るのを今か今かと待ちわび…

 

沖合に、Kが乗ったフェリーを見つけました。

 

昨年の3月に、Kが乗った船を港で見送った風景が思い出されました。

涙が出そうになりながら、いつまでもずっと見えているフェリーの光。

寂しかったなぁ~と。

 

でも、今日のフェリーは、遠くから見えてきて…

「 K、お帰り~ 」 

 

北の方からだんだん視界に入ってきて、大きく見えてくるけど、

じっと見ていると、だんだん南の方に小さくなっていく。

 

自宅に近づいているのはわかっているけれど、

目の前から小さくなっていくのは、なんとなく寂しい気持ちだ。

 

今夜は、久しぶりに母の手作り料理でも食べるのかな。

私も帰れるもんなら帰りたかったな。

 

なんて思っていたらKから電話がかかってきた。

「無事に家に着いたよ。」と。

 

今週末には新しい居住地へ移動するとのこと。

それまでは、新たな生活に向けてしっかりと準備してほしい。