17日金曜日、帰宅してしばらくすると宅配便が届いた。
Kから私宛の箱で、中身はぶどうジュースとワインの詰め合わせ。
帰ってきたばかりでピンとこなかったので、
あとで妻と飲もうと思い、玄関先に置いたままにした。
玄関を開けた妻が驚くだろうと思って。
ところが、帰ってきた妻が開口一番、
「 これって、父の日のプレゼントだよ。 たぶん… 」
「 Kに、「届いたけど、これなに?」って聞いてみたら? 」
と言われ、ぶどうジュースとワインを写真に撮って、Kに送ってみた。
すると、しばらく経ってから…
「 覚えてるかわからないけど、〇〇のホテルで飲んだやつだよ。 」
と、ちょうど5年前の6月にホテルで撮った写真が送られてきた。
ジュースの銘柄、ラベルがわかるように、きちんと撮影したスマホの写真。
それを聞いて、5年前の6月の写真フォルダを探してみると…
あった! あった!
Kがテーブルにボトルを並べて撮影しているところを撮った写真。
たしかに、家族旅行で行ったホテルで、
このジュースとてもおいしいね、ワインもおいしいね。
今度、どこかで見つけたら買って帰ろうね。
なんてことを言いながら、Kが写真を撮ってたんだ。
数年間、毎年通ってたホテルで良く飲んでいたものだ。
そんな記憶が、妻と私によみがえり、懐かしさでいっぱいになった。
と同時に、そんなことを覚えていてくれて、それを送ってくれるなんて…
夫婦二人で、涙が出てしまったよ。
その晩は、しばらくぶりにKと話をしながら、
お礼を告げるとともに、思い出話などをして楽しんだ。
夏休みの帰省予定は今のところないとは言ってるけど、
元気な顔を直接見せて欲しいものだ。