以前、Kが総菜屋さんでアルバイトをしているようなことを記述してみたけど、

 

 

 

その後、アルバイトやパートさんも入れ替わりがあり、

Kにもいろいろと苦労がある… ということのようです。

 

そのおばちゃん、50を過ぎた独身で親と同居しているらしい。

その昔、3年ほど前に店長とケンカしてパートを辞めたらしいけど、

なんだか良くわからないが、再び同じ店舗にパートに入ったのだ。

 

これがまた…  厄介な人のようで~

 

Kとしては、この人と一緒のシフトには入りたくない!らしいけど、なかなか言えず…

仕方なく、シフトに入り、仕方なく働いて、仕方なく帰ってくるそうな。

 

このおばちゃん、仕事しないらしい。

Kが接客してても、となりの総菜屋のおばちゃんとしゃべって手伝おうともしない。

次の客が後ろで待ってても、おしゃべりが止まらず仕事に復帰しない。

 

こんなのは普通に、どこの職場にもいるけれど…

 

タチが悪いのは、閉店時。

閉店時には店の片づけや、掃除やら、明日の準備をして~

それから、余った焼き鳥や空揚げなんかを集めて、他の店舗にも分けて~

最後はお金を…   なんて手順らしいんだけど。

 

片づけ、掃除をKにやらせてるうちに、余った総菜を全部パックに詰め、

それをすべて自分のカバンに詰め込んで、Kの分はまるで残ってない!

ほかの店舗から、分けてもらえてても、すべて自分の分として確保してしまう。

 

Kが仕事を終えてカウンターを見ると、なにも残ってない!

 

 

それって、ちょっとひどいんじゃないの?

一緒に働いてて、自分だけ良ければそれで良しってないでしょ。

Kは良いように使われて、食べ物も残ってないって。

 

世の中には、そんな人もいるんだよと勉強になったね~ Kくん。

とは言ったものの、その図々しさには、聞いてあきれました。

 

こんな人だから、店長とケンカしてパートを辞めたところで、

平気な顔してまた雇われて、平気な顔して残り物を持っていく。

なんで、店長もまた雇ったんだろうね~ 

 

おかしなもんだ。

でも、ほかの人たちとは友好的に過ごしており、

ご飯食べに行ったり、おばちゃん攻略法を考えたり…と、

楽しくやってるそうだ。

 

 

 

 

なんて話をKから聞いてて、僕も食べ物屋さんで働きたいと思ってたT。

 

どうやら、近所のパン屋さんでバイトを始めたようです。ベーカリーっていうんですかね~

これがこれで、またおかしいの。

 

店長は30過ぎの独身のお兄さん。

ここで働く人はパートのおばさんばかり。

一番若いのが30ほどの奥様。 そして、一番上が40ほど。

ここにポンと、大学生のTが一人働き始めたのだ。

Tもそうだが、みんな近所のマンションから歩いて働きに来ている。

 

Tはあまりにも近所なので、財布もスマホも持たずに、通勤してるらしい。

 

ここの主婦たちは、都会のマンション暮らしなので、金に困って働いてるわけもなく、

持て余した時間をバイトで楽しんでいるような感じらしい。

 

売れ残ったパンがあれば、

「 ほら持っていきなさい、ほら、これも、ほらほら、そっちも。 」

若い男の子が一人いるから、みんな構いたくて仕方ない感じ。

 

仕事が終わった後でも~

店長も気前が良く、ラーメンや焼き肉をご馳走してくれるらしいし、

パートの奥様達の女子会っていうんですか?夜の会に誘ってご馳走してくれるらしい。

おまけに、

「 うちの子、勉強しないんだけど、Tくん、勉強教えてやってよ~! 」 とか。

「 Tくんは理系でしょ? うちの子どっちに行ったらいいと思う? 」 とか。

「 口きいてくれないんだけど、Tくんもそんな時あったぁ~? 」 とか。

完全に聞き役に回ってる…

 

なにせ近所の徒歩圏内なんで、

「 今、部屋の下にいるから、ちょっと出てきなよ~ お土産持ってきたから~ 」

とTを呼び出すこともあるそうだ。

 

 

 

 

こんな二人のバイト事情。

 

人間関係を構築していく良い勉強になってるようです。

 

帰省したときには、

Kはたくさんの焼き鳥を持ってきてくれたし、Tもたくさんのパンを持って帰ってきてくれた。

 

仲間に恵まれて、楽しい生活が遅れているようで良かったよかった。