明けましておめでとうございます。
梅さんは年末とても張り切っていました。
「煮物作らなきゃね」と
クリスマスが終わるや否や干し椎茸を戻し30日に煮物を作りました。
そして。
鏡餅と御神酒の心配ばかりしていました。
娘さんが「鏡餅も御神酒は買ってきたからね」と何回も言ったのに、御神酒を買って来て何故か2本とも開封してしまいました。
そして大晦日の朝。
「煮物作って無いわ」と
またまた、干し椎茸を水に浸けてしまいました。
娘さんが
「また干し椎茸どうするの?」
「煮物作ったでしょ」と言うと。
「あんた、いつ煮物作ったの?」
「えっ私が作ったの?」と梅さん。
更に。
1時間おきに「あら、餅買って来て無いわ」と言っていました。
そして年が明けました。
梅さんの興奮状態も落ち着いたかと思われたのですが。
初詣に行くと。
お参りに並ぶ列を見て。
「初詣で並ぶなんて聞いた事ないわ」と梅さんが大きな声で言いました。
列の最後の人が不信な眼差しで振り返っていました。
並ぶのは毎年の事です。
今年は列がいつもより短い位でした。
家に戻り、娘さんがポストから年賀状を出して居ると。
「もう年賀状来たの?」と梅さんがキョトン顔で言います。
「もう」と言う程、早い時間ではありませんでしたので娘さんもキョトン顔になります。
「年賀状って明日じゃ無いの」と梅さん。
こたつでまったり、テレビを見ながら居眠りをしている内に夕方になりました。
「夕飯の支度しないの?」
「食べる物、何も無いでしょ」と梅さんが娘さんに言います。
「お節、残ってるけど」と娘さん。
「お節、あるなら良いよ」と梅さん。
娘さんは幼い頃、お煮しめが嫌いでした。
娘さんが、お正月は「食べる物が無い」とごねると。
梅さんは「正月は包丁を使ってはいけないから」と言っていました。
多分、覚えていないでしょうね。
前途多難の予感しかしない娘さんでした。
トホホ。