とある日の事です。


その日休みだった娘さんは、近所の公園へ散歩に行こうとしていました。


「何処、行くの」と梅さん。


「公園、行って来る」と娘さん。


「ひとりで?」

「『一緒に行かない?』って誘わないの?」


梅さんが自己チュー発言を始めます。


娘さんは、気分転換にひとりで行きたいのです。残念ながら、梅さんの同行は御免被りたい気分でした。


「お友達を誘えば」と娘さん。


「嫌よ」と梅さん。


梅さんは自ら人を誘って出かける事はありません。

誘って貰えて当たり前と考えていまるのです。

自分が出かけたい時に、お誘いが来ると嬉々として出かけます(勿論、逆もありです)。


ここで、ひと悶着あり。


「あんたはどうして、人に合わせる事が出来ないの」と梅さん。


娘さんが梅さんに合わせる前提の発言です。

自分が相手(娘さん)に合わせると言う発想は全く無い様です。


「こんな機嫌の悪い私と行って楽しい?」と娘さん。


「ひとりで行くより、マシよ」と梅さん。


軽く見られたものです。


「じゃ、行くよ。支度して」と娘さん。


「もう、いいわよ」とすねる梅さん。


「じゃ。行くね」と娘さん。



『面倒臭っ!』


娘さんは不快な気分で出かけました。


トホホ。