いつも天女ごこちで ~ -3ページ目

いつも天女ごこちで ~

東京の真ん中、千代田区の出版社OL
奈良と猫をこよなく愛しております
 
ある時は、ひとり立ち飲みのおっさん風味なOL
ある時は、天女とマリアさまに祈りを捧げるわたし
ある時は、ほろ酔いの歌詠み

光と影、静と動・・・
パラレルな日常を綴ります





我が家のルカが痴呆になっている。




去年の5月、路上で衰弱した猫を保護し


カと名付けて、我が家に迎えた。


出逢った時から老猫だったので


足腰もフラフラだったし、耳がほとんど聞こえなかった。


特に、持病もなく


動物病院で処方してもらった「グルサコミン」の服用を続けたところ


とてもよく歩けるようになった。


我が家の先住猫とも折り合いよく


けっこう幸せに暮らしていたと思う。


耳は、ほとんど聞こえないらしく


鳴き声が大きくて、
嗅覚は敏感になっていた。


「家の中で色んな匂いをさせると、


自分のいる場所が分からなくなって、混乱しちゃうよ」と


獣医さんから、アドバイスされていた。




******************



「ルカが変だ・・・」


と思ったのは、今年の3月。


夜鳴きの大きさが半端でなく


一晩中、クルクル家の中を徘徊するようになった。


帰宅途中の路上で、


家の中にいるはずのルカの鳴き声を聞くことがあり


病院へ相談に行った。


「痴呆だよ」


動物にも痴呆があるなんて、初めて知った・・・・


それからが、もう本当に大変。


色んな方法や薬を試した。


夜は電気とテレビを点けっぱなしにする。


フラワーレメディー


ホメオパシーのギンコー(イチョウ葉エキス)


漢方薬、『静心』



安定剤をいただいたこともあるが、処方の加減が難しく


容量を多くしすぎると、逆に冴えてしまい、夜泣きが酷くなる。








私も、夜はほとんど眠れなくなり、つらくてつらくて


「もういい加減にしてよっ」


と、ルカをたたいた事もある。


悲しいのと、そんな酷いことをする自分が許せなくて

涙があふれてしまい、ますます眠れなくなる。


動物病院でも、しょっちゅう泣いていた。




発症から4か月近く経ち、


私もルカもお互い慣れてきたように思う。

そして、痴呆の症状も進んでいる。


ルカの心は、今どこにあるんだろう。


枕元で、私の顔をペロペロしながら眠ることもなくなった。


でも最後の最後まで、仲良く一緒に暮らそうと決めている。