我が家のルカが痴呆になっている。
去年の5月、路上で衰弱した猫を保護し
ルカと名付けて、我が家に迎えた。
出逢った時から老猫だったので
足腰もフラフラだったし、耳がほとんど聞こえなかった。
特に、持病もなく
動物病院で処方してもらった「グルサコミン」の服用を続けたところ
とてもよく歩けるようになった。
我が家の先住猫とも折り合いよく
けっこう幸せに暮らしていたと思う。
耳は、ほとんど聞こえないらしく
鳴き声が大きくて、嗅覚は敏感になっていた。
「家の中で色んな匂いをさせると、
自分のいる場所が分からなくなって、混乱しちゃうよ」と
獣医さんから、アドバイスされていた。
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「ルカが変だ・・・」
と思ったのは、今年の3月。
夜鳴きの大きさが半端でなく
一晩中、クルクル家の中を徘徊するようになった。
帰宅途中の路上で、
家の中にいるはずのルカの鳴き声を聞くことがあり
病院へ相談に行った。
「痴呆だよ」
動物にも痴呆があるなんて、初めて知った・・・・
それからが、もう本当に大変。
色んな方法や薬を試した。
夜は電気とテレビを点けっぱなしにする。
フラワーレメディー
ホメオパシーのギンコー(イチョウ葉エキス)
漢方薬、『静心』
安定剤をいただいたこともあるが、処方の加減が難しく
容量を多くしすぎると、逆に冴えてしまい、夜泣きが酷くなる。
私も、夜はほとんど眠れなくなり、つらくてつらくて
「もういい加減にしてよっ」
と、ルカをたたいた事もある。
悲しいのと、そんな酷いことをする自分が許せなくて
涙があふれてしまい、ますます眠れなくなる。
動物病院でも、しょっちゅう泣いていた。
発症から4か月近く経ち、
私もルカもお互い慣れてきたように思う。
そして、痴呆の症状も進んでいる。
ルカの心は、今どこにあるんだろう。
枕元で、私の顔をペロペロしながら眠ることもなくなった。
でも最後の最後まで、仲良く一緒に暮らそうと決めている。




